「佐久の季節便り」、日照が無くて、「梅干し」ができません。

昨夜遅くから早朝にかけて、雨が降りました。

0.5ミリ(24)、1.0(1)、3.5(3)、トータル5,0ミリです。

アメダス、最低気温は17.9度(5:56)、午後は「雷」・にわか雨の予報です。

雲間から一瞬の日差し、ジリジリ焼き付くような暑さです。

昔から「朝照っカリ」と呼んでいたように、その後はすぐ曇り空に…。

雨から軒下に避難した鉢花・ゼフィランサスが涼しげです。

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和名はタマスダレ(玉簾)」ですが、あまり馴染みがありません。

古語辞典を引いてみました。一部を引用します。

「吹く風にわが身をなさば ひま求めつつ入るべきものを。」(新千載・恋2にも所収)

訳:吹く風に私の身を変えたならば、美しいすだれの隙間を探し探して(あなたの部屋の)中に入って行くことができるだろうに。

『角川俳句大歳時記』には、線状の葉を簾に見たてたもの…、とあります。

 

雨が降らないうちにと、「ひろば・賢治ガーデン」の手入れに出かけました。

主な活動・作業は、伸びすぎた枝を切り詰めることでした。

ネム(合歓)」の木、「ウラシロモミ(裏白樅)」、「ソヨゴ(戦)」を整枝しました。

ネム(合歓)」の花が、咲き始めていました。

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お昼前には、雨が降り出したので、仕事を止めました。

午後2時に予約、散髪を済ませました。

散髪しながらの会話は、もっぱら「日照が少なく、梅雨寒…」気がかりなお天気についてでした。

先月21日に、始めた手作り「梅干し」、そろそろ天日に当てて完成させたいのですが…。

赤紫蘇で、「梅酢」はバッチリ赤く色づきました。

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今年は、遅霜などで、「梅の実」が不作とか…。

我が家の梅はラッキー、保存袋3枚に手作り中です。

先日、「大谷資料館」の入り口には、」「紅梅」と思われる実が木に着いたままでした。

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夜になって、急に降ったり、止んだりのにわか雨…。

午後の雨量は、1.0ミリ(12時)、0.5(14)、0,5(20)、トータル2ミリでした。

アメダス、最高気温は22.1度(13:50)でした。

「佐久の季節便り」、「リョウブ(令法)」の花が雨に濡れて…。

昨夜からの雨は、夜通し降り続いていました。

雨量は、0.5ミリ(20時)、2.0(21)、3.5(22)、3,5(22)、0.5(24)、1.0(1)、0,5(2)、0.5(3)、0.5(4)、0.5(5)

昨夜来のトータル雨量は10.0ミリでした。

アメダス、最低気温は18.3度(4:47)、日中、久しぶりに日差しがあるようです。

昨夜のテレビの気象情報は、関東・東北の太平洋側に、日照不足をもたらす原因を解説しました。

冷害をもたらす「飢餓風」として恐れられてきた、オホーツクからの冷湿な風です。

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飢饉の際に、食用にもされた「リョウブ(令法)」がようやく花開きました。

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先日に訪れた那須高原では、まだ開花していませんでした。

アジサイ」の花とともに、「梅雨空」に似合う花です。

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飯山市「高橋まゆみ人形館」の植え込みに、よく似た花を見かけました。

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ユキノシタ科の「コバノズイナ」で、若芽は食用にもなるとか…。

花が似ていることから、「姫りょうぶ(令法)」と呼ばれることもあります。

今日は「海の日」でしたが、「海開き」をした海岸も海に入るには寒すぎたようです。

日中は強い日差しがあり、麦わら帽子を被って除草作業…、大変でした。

野良回りでも、刈払い除草…、草だけはよく伸びます。

隣の畑から、坊っちゃんカボチャ」の初物をいただきました。

「キタアカリ・ジャガイモ」とともに、野良土産になりました。

アメダス、最高気温は25.6度(13:35)、「夏日」の蒸し暑い一日でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「佐久の季節便り」、岩村田の祇園祭、圧巻は「子ども神輿・お水渡し」…。

昨夜に降り出した雨は、夜通し降り止まず、午前中降り通しました。

雨量は、トータル15.5ミリのまとまった量になりました。

アメダス、最低気温は17.9度(5:56)、雨雲レーダー画像では、午前中には上がりそうです。

今日は、岩村田の夏の風物詩「祇園祭二日目、例年なら暑い最中のはずですが…。

以前には、子ども神輿の「お水渡し」は、町外れを流れる「湯川」の清流で行われていました。

近年は、衛生上の理由などから、町の本通りを「歩行者天国にして、消防ホースからの放水で行われます。

予想通り、午前中には雨は上がりましたが、こんな寒い日には実行するのだろうか?

消防のポンプ操法、空手・瓦割り…、祭りの熱気は次第に高まり、午後3時には始まりました。

子どもたちは全身ずぶ濡れで、お神輿をねっています。

水しぶきの中、回りからは一斉にカメラの砲列が…。

子どもたちもこの体験は、一生の思い出になることでしょう。

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知人に出会ったり、放送の取材を受けたり…、お祭りはいいものですね。

子どもの頃、友だちと連れ立って喫茶店に入り、「サイダー」か「ラムネ」を飲んだこと…。

友だちが注文した「クリームソーダ」が、どんな味かも知らず、羨ましかったなあ…。

商店街では、客寄せ呼び声がかかり、「ステンドグラス体験」を行いました。

高校生が手ほどき・お手伝いによって、手作り「キーホルダー」が仕上がりました。

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先日に訪れた、那須・ステンドグラス美術館」見学を、さらに印象づけることになりました。

庭先からは、先ごろ咲き始めた「オリエンタルリリー」が、梅雨空に芳香を漂わせています。

花弁に落ちた花粉は洗い流され、雨粒が見えています。

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野良回りで「ブルーベリー」を採り、ナス、ピーマン、トマトを収穫…。

「赤じそ」の葉を摘んで、梅干し作り中の梅酢に追加しました。

夕方からの雨が、夜が更けても降り続いています。

アメダス、最高気温は22.1度(13:51)、湿度が高く、蒸し暑かったけれど、気温は上がりませんでした。

 

「佐久の季節便り」、那須高原への旅は、関東道路地図・「29日光」…。

ドライブマップ、「20日光」のページの範囲をドライブしました。

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2日目の12日(金)は雨模様であったので、美術館などを見学しました。

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◯ステンドグラス美術館:オルゴール・パイプオルガン生演奏

那須りんどう湖レイクビュー・りんどう湖ギャラリー:名画の鑑賞

◯南ケ丘牧場

藤城清治美術館・那須高原

 『画本 風の又三郎を、見学記念に購入、案内リーフレットから引用します。

 第24回宮沢賢治賞 受賞作品 

「今、藤城清治が真正面から未完の完成と言われる、風の又三郎の世界を描く」

2013年8月にNHK日曜美術館で、風の又三郎の作品案内や制作ドキュメント「影絵作家・藤城清治89歳の“風の又三郎”」が放送されて大きな反響を呼び、同年3月に放送された「光と影の“又三郎”藤城清治89歳の挑戦」完結編が放送され、大きな反響を呼びました。

NHK日曜美術館で、放映されたことを、改めて思い出しました。

次回の「賢治を読む会」で、会員の皆さんにも紹介するつもりです。

 

3日目の13日(土)は雨が上がり、那須岳ロープウェイを目指しました。

途中、殺生石を車窓から眺め、時々温泉の匂いが…。

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ロープウェイは運行していましたが、「雷注意報」が出され大気の状態が不安定…。

駅前で茶臼岳(標高1915メートル)を眺めていると、たちまち猛烈なガス(雲)で覆われてしまいました。

ロープウェイで昇っても、視界はゼロ…、搭乗を諦めました。

手元の『日本の歳時記』から、吟行地 栃木県那須野 を引用します。

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 那須連峰の主峰茶臼岳は、その南麓にのびやかに広がるのが那須野の原だ。

 この那須野の原野に、松尾芭蕉と弟子の曽良が足を踏み入れたのが、元禄二年四月三日(陽暦5月21日)のこと。「おくのほそ道)の途次、黒羽(現、大田原市)にいる知り合いの豊明を訪ねるため、日光を発った芭蕉曾良は、日光北街道を歩き箒川を渡っった。そこには那須野の防爆とした原野が広がっていた。古歌にも。那須野は道多きところとある。草が生い茂る痩せ地には、踏み分け道が迷路のように走っている。(以下略)

宇都宮ICで降り、「大谷資料館」へ寄りました。

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地下に入り、壮大な地下空間・順路を巡ること1時間半…。

出口近くに戻った空間に、光が差し込みました。

温かい空気が冷やされ、霧になって白く垂れ込めています。

よく観ると、縁が虹色に輝いています。

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佐久に戻った夕方、雨がポツポツと振り始めました。

佐久市アメダス、最低気温は16.2度(0:34)、最高気温は26.1度'12:40)。

夜が更けて、雨は激しくなりました。

 

 

「佐久の季節便り」、日光、那須方面へ出かけました。

薄日、冷んやりした朝をむかえました。

5:16、ラジオの「マイあさ便り」で、宇都宮在住・防災関係の方からの報告です。

「外気温は18〜19度で、半袖では肌寒いほど…」

佐久市アメダス、最低気温は16.3度(3:16)、相変わらず低めです。

庭先に咲く、「赤花シモツケ(下野)」の花です。

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美智子さまのお好きな花の図鑑』に「シモツケ(繍線菊)」が紹介されています。

また、『日本の歳時記』にも、「しもつけの花を小雨にぬれて折る」(成瀬正俊)が紹介されています。

「佐久の季節便り」、快晴、朝日を浴びる「ホオズキ(鬼灯)」…。

寒い朝、予報に反して、久しぶりの快晴です。

浅間連峰には雲が棚引いて、秋を思わせる天気です。

アメダス、最低気温は14.7度(5:09)、午後には、にわか雨が心配です。

浅草の「ほおずき市が報道されていますが、我が家の「鬼灯」はまだ青いままです。

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7月8日付け信毎夕刊から、浅草恋ひ 一部を引用します。

 明日から二日間、浅草寺境内で「ほおずき市」が開催される。観音様の縁日(この日に参詣すると大きな功徳があるとされる)は毎月の十八日だったが、後世になって功徳日という特別な縁日を寺社ごとに決めたという歴史がある。浅草寺の功徳日で一番は七月十日、この日にお参りすれば、何と四万六千日分のご利益があるとされ、四万六千日がそのまま縁日の名称となった。(以下略)

 

次の写真・画面の真ん中に、ミニミニの鬼灯が見えますか?

その上の節に、白い花が写ってるんですが…、後ろ向きでピンぼけで見えにくいですね。

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お隣では、ドクダミ科「半化粧(ハンゲショウ)」、先月の23日に、飯山の道の駅で求めた物が、ようやくお化粧姿になりました。

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夏至の七十二候:「半夏生(はんげしょう)」は、「半夏(はんげ)」が生ずる頃…

「半夏」とは生薬名、サトイモ科の「カラスビシャク(烏柄杓)のことです。

畑仕事の厄介物を知る人は、少数派…。

近年、写真の「半化粧」にお株を奪われてしまった…。

今日、「賢治を読む会」・7月例会でも話題にしました。

暦の話では、二十四節気・「小暑(しょうしょ)」七十二候・「温風至(あつかぜいたる)」

今年は、暦とは裏腹に、日照不足で気温が上がらず、農作物の生育が心配されます。

輪読のテキストは、「学者アラムハラドの見た着物」

◯『宮澤賢治語彙辞典』(原 子朗)によると、学者アラムハラドは、インドの詩人・哲学者タゴールをモデルにしている…。

佐久市立図書館・「山室文庫」に、山室静訳の『タゴール詩集』が配架されている。

◯「まっすぐに立つ」人の「はねのやうな軽い黄金いろの着物…」(栗原敦)

ひかりの素足」における「赤い瑪瑙の野原のはずれがぼうっと黄金いろになって」やってくる「立派な大きな人」や、楢夫も着ていた「黄金いろのきもの」でなじみのもの。その意味では、試練や苦境に対しては救いを与える存在、倫理的目標としては究極の理想を体現する存在の喩えに生っているといえる。(中略)至高の善はそれが至高であるゆえに、地上にある特定の形に止まりえないという主張を導かずにはいない。作中に理念の体現者を登場させる構想がこれに反していることは明らかであった。

難解な内容だが、何か大切なことを考えさせてくれたという感想が聞かれました。

また、帰りに『タゴール詩集』を借りていく会員があり、嬉しい事でした。

今日は、夕方にも雨が降らず助かりました。

午後は、つきに一度の病院に診察に…。

野良回りでは、「ブルーベリー」摘みと野菜の収穫…。

初生りのトマトは、小ぶりで玉伸びしていません。

やっぱり、日照不足のためでしょうか…。

アメダス、最高気温は23.9度(9:45)でした。

 

明朝早く、中禅寺湖方面から那須出かけます。

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「佐久の季節便り」、岩村田城址・山の小径の整備に取りかかりました。

今朝も、肌寒くどんより曇り空です。

「梅雨前線」よりは、寒気流入による「大気の状態が不安定」が原因の雷雨…。

気象予報士の、気象状況の解説です。

アメダス、最低気温は16.0度(5:42)、日中は局地的に、にわか雨が…。

何と、7月1日の20度から、ほぼ日毎に下がり、9日の今日は16度になり、4度も下がりました。

この低い気温は、異常としか思えません。

それでも、冷たい雨に濡れて、今年も、豪華な「オリエンタル・リリー」が開花しました。

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この百合は1,5 メートルもの高さになり、丈夫なので、「第二賢治ガーデン」にも株分けしようかな…。

今日火曜日は、UEVC(上の城環境ボランティアクラブ)の活動日…。

岩村田祗園祭が近づき、整枝・除草などの整備作業が急がれます。

岩村田城址の整備では、大土手の「ヒメジョオン」や「ヨモギ」、「ササ」などの選択的除草を進めました、

おかげで、開花間近の「ヤブカンゾウ(藪萱草)」の群生も、すっきりと目立つようになりました。

この「ヤブカンゾウ」は、春先の若芽が山菜として食用になることから、「城跡に残る植物」シリーズ・Fm放送で話す予定です。

今日は、整備範囲を広めて、城の縁(へり)方面へ…。

藪に覆われてしまった「山の小径」に足を伸ばしました。

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刈払いしながら山道を下ると、何と、藪の中に「オモト(万年青)」がひっそりと花芽を着けていました。

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実が赤く色づくのはいつかな?その頃にまた来てみたいな…。

もう一つの発見は、周囲に「サイカチ(皀莢)の大木が数本あったこと。

下部の用水沿いの大木は、芯止めがされていました。

種子から発芽した幼樹も多数点在し、これからも城跡に残り続けます。

鋭い棘で、外敵の城内侵入を防ぐため、そして土留の働きも期待していたようです。

この若芽は食用になり、カブトムシが集まる樹木とししても興味深いです。

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作業後、根からの蘖(ひこばえ)・発芽した幼樹など数本をまとめ、記念の鉢植え標本としました。

急に、お昼前から雨が降ったり止んだり…、予報通りの局地的にわか雨です。

1,0ミリ(12時)、0.5(14)、1.5(18)、1.0(20)、夜までにトータル雨量は4ミリ。

佐久地方に、「大雨」「雷」「濃霧」の注意報が出ました。

アメダス、最高気温は20,0度(10:12)、「梅雨寒」の一日でした。