2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

文月二十七日。午後から夏の日が差し始めました。

「夏が過ぎ、風あざみ…」お馴染みの歌声がテレビから流れています。 過ぎ行くものには、寂しさが付きまといます。 夏の終わりに、うちでは待望の花(画像)が咲きました。 「バロータ」という名の球根植物の花です。数ある鉢の中でもひときわ華やかで、見てい…

文月二十六日。快晴、そして曇り、雨になりました。

昨日に続いて、「さいかち淵」に関して書きます。 ゆかりの地に、文学碑が建てられています。場所は、さいかち淵に行く小径の入口にあたる花巻市石神町です。(画像が、文学碑とその建立場所の様子です。) 昨年、春のセミナーで案内されました。そのときは…

文月二十五日。日差し強い割りにさわやかな一日でした。

「〜蝉が雨のやうに鳴いてゐるいつもの松林を通って、〜」 宮澤賢治の「さいかち淵」の一節、文学碑に刻まれているものです。 昨年の春、春季セミナー「ゆかりの地めぐり」に参加して、現地の方々にサイカチ淵辺りを案内していただきました。そのときいただ…

文月二十四日。東北地方の稲穂も、こうべを垂れ始めました。

宿に荷物を預けて、バスの発車時刻まで花巻の街中を散歩しました。 日曜日なので見かける人も少なく、部活練習に出かける女高生でしょう。長い弓を携え、自転車で通り抜けて行くのが珍しい光景でした。 城下町らしい佇まいも感じられました。 高い石垣からは…

文月二十三日(下弦)。花巻も、すでに秋でした。

数年前NHKBS2で、映像「朗読紀行」という50分間の番組がありました。 黒沢清監督の映像によって、相乗効果をねらったものでした。 確か、総合テレビでも宣伝放映があって、宮澤賢治:「風の又三郎」を、小泉今日子が読み手で朗読したことを、覚えて…

文月二十二日。台風11号一過、真夏日に逆戻りしました。

台風が過ぎ去るたびに、季節が秋に移っていくように感じられます。 「夏の終わり告げる花」の見出しで、レンゲショウマ(蓮華升麻)の記事が、昨日の読売長野県版に載っていました。カラー写真付きでした。 一部を引用します。〜山野草愛好者に人気のレンゲ…

文月二十一日。台風11号接近中、日照無く気温も上がりませんでした

開花が待ち遠しかった花、「キレンゲショウマ(黄蓮華升麻)」が咲きました。 7〜8年前のこと、小説、宮尾登美子:『天涯の花』を読んで、花の実物を是非とも見てみたい衝動に駆られました。内容はしっかりとは覚えていません。主人公の珠子、捨て子という…

文月二十日。昼頃から日照、でも26.1度が最高気温でした。

フェンス沿いは、雑草で覆われてしまっています。 広くもない庭なのに、少しでも足が遠のくとたちまち藪になってしまいます。 先日、この藪影にナツズイセン(夏水仙)の花が蕾を擡げてきていることに、気付きました。お盆のお墓参りをした折に、お墓の空き…

文月十九日。「処暑」のとおり、暑さは感じませんでした。

未明に、一雨あって冷んやりした朝でした。 鉢植えのトウカエデの枝先に、トンボが翅を休めています。 いわゆる「赤とんぼ」の雌なんでしょうか?地味な姿なので目立ちません。 翅を前に折りたたんで、まるで頭と胸の部分を保護しているかのように見えました…

文月十八日。曇り勝ち、さわやかな風が吹きました。

毎日のように「雷注意報」が出されます。 ミンミンゼミが鳴いて、晴れたと思えば曇りほんの申し訳程度に、雨が落ちました。 今日も雷雨にはなりそうに、ありません。 午後5時を回ってから田んぼに出かけました。農道を走る窓から見ると、もう稲穂が垂れてい…

文月十七日。日照少なく、28.3度が最高気温でした。

朝、お隣から「杏の木にアメシロがいる」と、教えていただきました。 気付かない間に、1センチにもなっていてびっくりしました。すぐに退治しました。 8月の探鳥会、浅間連峰の高峰山(標高2,091.6メートル)に出かけました。 チェリーパークライン…

文月十六日。真夏日、雷雨上がり、満月が昇りました。

6時に19.1度の最低気温。朝から澄み切った青空、風もありません。 じりじりと夏の日が照りつけ、入道雲が湧き上がり、お昼ごろには雷鳴が轟きました。 その後、晴れて30.8度の最高気温。今日もお預けか、と思った4時過ぎ、一転にわかに掻き曇り、…

文月十五日。残暑、また「真夏日」に戻りました。

5時に19.5度の最低気温、肌寒い朝でした。 8時になっても、24度。まだ虫が鳴いています。「リリリリリリリッ、リリリリリリリッ、…、…」と、歯切れの良いリズムで鳴き続けているのはオカメコオロギと思われます。 いつまで鳴き続けるんだろう?9時…

文月十四日。昼頃に曇り、かろうじて最高気温が30度以下でした。

朝は、秋の気配を殊更に感じさせます。 辺りに彩りを与えてくれる花は、その名もシュウカイドウ(秋海棠)です。 瑞々しい葉や茎、花びらも水分を多く含んでいます。日陰を好む植物なので、涼しげに見えます。しばらく佇んで、葉の緑と花のピンクとの絶妙な…

文月十三日。午前は強い日差し、午後は曇り秋風が吹きました。

今朝の最低気温は19.8度、涼しくなったことを実感させます。 昨夜に開いた「月見草」(オオマツヨイグサ・メマツヨイグサ)は、この低温のために、しぼまずにまだ咲いていました。 今日は、実物標本を実物標本を持って、放送に臨みました。 放送の内容は…

文月十二日。照ったり降ったりで、気温は上がりませんでした。

人はよく言ったものです。「お盆が過ぎる頃には、涼風が吹くようになる…」 朝、赤とんぼ(正しい種名は知りません)が、ノアザミの蕾につかまってじっとしていました。体が冷えているのか、なかなか逃げなかったので、写真に撮ることができました。 秋来ぬと…

文月十一日。朝夕は涼しく、秋の風情がありました。

久しぶりの青空に、秋のような筋雲が見られました。 今日は、終戦60年。「戦没者を追悼し平和を祈念する日」です。 そのためのふさわしい場所は、自分が終戦を迎えた地であるということで、朝から出かけました。現在は須坂市になっている山奥、菅平を越え…

文月十日。日照少ないのに、また真夏日になりました。

お盆の十四日佐久地方では、仏さまにふかしたお饅頭をお供えします。 確か母の実家長野市もそうだったから、県内どこもそうだと思われます。 今は、お土産全国版になっている「おやき」も、お盆にお供えしました。 小豆餡のほかに、北信地方には茄子餡のおや…

文月九日(上弦)。曇り勝ち、蒸し暑くなりました。

8月13日といえば、「月遅れのお盆」の入りです。 そして60年前の今日、長野市が大空襲を受けたのでした。 毎年お盆には、長野の母の実家に行きます。その日も家族そろって出かけていたのでした。 お昼頃だったでしょうか。空襲警報が鳴って、皆が庭先に…

文月八日。真夏には珍しく、雨降りの一日でした。

8月12日といえば、お盆の「お花市」と、日航ジャンボ機の墜落事故の日です。 20年前の出来事を決して忘れることはできません。群馬県上野村の御巣鷹の峰は、この地から20キロほどしか離れていないのです。 この日はお盆の前日です。この地には、「盆…

文月七日。曇り、夜に雨となりました。

ここ数年来、毎年。黄色のミニトマトを作ることにしています。 それは、宮澤賢治の童話「黄いろのトマト」が、発端になったのです。 童話の主題、「かあいさうな兄妹、ペンペルとネリのお話」の時代背景や状況を、しっかり思い起こしたい…。黄色のトマトの実…

文月六日。朝から雷雨、午後から青空となりました。

夕方明るいうちに、お月様が西の空に見えました。 久しぶりのことで、懐かしさを感じたほどでした。 7時を過ぎる頃から、輝き始めると近くに星が見えます。この星は?『星空ガイド』を取り出してみると、やはり−2等の木星でした。8日には、四日の細い月と…

文月五日。30.7度が最高気温、夜、雷雨になりました。

おめでとう、野口飛行士。本当にお疲れ様でした。 スペースシャトル「ディスカバリー」無事に帰還。 ケネディー宇宙センターの天候不良のために、何度か延期されていたものが、着陸地をカリフォルニア州のエドワーズ空軍基地に変更して、行われたのでした。 …

文月四日。残暑が厳しいが、朝夕は涼しくなりました。

8月に入って、早くも一週間が過ぎました。 列島は猛暑が続いたおかげで、早めに稲が穂を出し始めました。 「バケツ稲」ならぬ「2リットルのペットボトル稲」を、標本的に育て、観察しています。 そのコシヒカリが穂を出して、稲の花が咲きました。「賢治米…

文月三日。「立秋」、暑さが一段落の日でした。

水鉢にガガブタの花が咲いて涼しげです。 「立秋」を聞いたからでしょうか?気持ちのよい朝でした。 テレビ、「特集スペースシャトル野口飛行士宇宙を語る」を見ました。「ディスカバリー」での活躍をまとめたものです。 世界中の人たちが注視する中を、あた…

文月二日。霧ケ峰・車山高原には、秋の気配がありました。

黙祷。ヒロシマ、原爆被爆60年。 今日もまた暑くなりそうな空模様です。 高校の同級生から、油絵・作品展の案内状をいただいたので、霧ケ峰・車山高原へ出かけました。会場に着いて、本人と油絵作品に対面しました。お互いに、笑顔で駆け寄って握手。 ○十…

文月一日(朔日)。猛暑、真夏日、最高気温を更新しました。

ゴッホの描くヒマワリを思い出しました。 黄金色の花からは、活力なんてものじゃなくオーラが発せられているようです。 向日葵は金の油を身にあびてゆらりと高し日のちひささよ(前田夕暮) 長谷川櫂:『四季のうた』に紹介されています。この歌の向日葵は、…

旧暦、水無月三十日。最高気温が更新され、猛暑の一日でした。

真夏に、似合う花といえば、向日葵(ヒマワリ)の右に出るものはないでしょう。 暑さにめげるどころか、夏の日に立ち向かっていくのですから…。 うちの畑のヒマワリも、ミンミンゼミの初鳴きとともに、真夏を謳歌しています。 このヒマワリは、春に昨年のこぼ…

旧暦、水無月二十九日。午前中から真夏日、蒸し暑い日でした。

日付が変わってから、ようやく雨になりました。 それも、大雨・雷注意報の割には短時間で、雨量は2ミリでした。 久しぶりに、寝苦しい夜でした。昨夜を楽しませてくれたゲッカビジンは、そろって首を垂れていました。まさに「佳人薄命」そのものでした。そ…

旧暦、水無月二十八日。また「真夏日」、風が心地よい一日でした。

一茶の句に、「蟻の道雲の峰よりつゞきけん」があります。 米川千嘉子:『四季のことば100話』に、紹介されていました。 「雲の峰」は入道雲のことです。解説に、「〜一茶は地上の孜々たる蟻の営みをはるかな夏雲の峰、つまり入道雲からつづいているとみ…