暦に、「旧地蔵ぼん」とあります。

「七月二十四日」の月。(22.9.2

旧暦の今日は、「七月二十四日」。早くも、「下弦」の半月です。
画像、青い空の頭の天辺に、白いお月さまがかかっています。(6:10)



9月になって、太陽の高さも低くなってきたようです。朝日が斜めから差し込んで、グリーンカーテン」の朝顔の花を透かしています。

光の具合から、「やっぱり秋だなー」と実感します。

暦を見たら、「旧地蔵ぼん」とありました。
知らないので、電子辞書を調べました。一部を引用します。

地蔵菩薩は子供の守護仏として信仰されている。(現行暦の?)八月二十三、二十四日、四つ辻や道ばたに建てられて地蔵に、菓子、花、野菜などを供えて祭る。地蔵祭。地蔵会。地蔵参。〜。

素朴な民間信仰で、いい風習だなーと思います。
どの家の庭先に咲いている、素朴な花、「ホウセンカ(鳳仙花)」なども供えたと思われます。
この時期の鳳仙花は、末枯れて花数も少なくなっています。
早咲きの野菊、「ユウガギク」なんかも、供えたかも知れません。


昨日、ご葬儀でいただいてきた「百合」の花です。
「コンカドール」、または「ゴールデンカサブランカ」と呼ばれる百合でしょうか。部屋の中では、あの芳香が漂っていました。



不思議に思ったことは、「雄しべの葯(花粉袋)」が見えません。触れて衣服を汚さないために、予め手で取り去ったのでしょうか。それとも、葯が着かないように改良したのでしょうか。
妻と話しながら、「蕾があるので咲くのを待って、葯があるかどうかを見ればいい。」そこで、開花を待つことにしました。

午後4時前、日が傾いてきたところで、二日目の「大根の畝立て」に出かけました。
そよ風が汗ばむ体に心地よく、仕事が捗りました。藤田智先生曰く「大根十耕」の半分以上になりました。
明日は、水を撒いてマルチがけ…。の予定です。


夕食が済んだ後、百合の蕾が開きました。見れば、「葯」がしっかり着いています。
左右の百合の雄しべ・葯の有無を、見比べてみてください。これで、「百合の雄しべ・葯」の問題が解決しました。
どうやら、「葯」を人手で取り除いたようです。

今夜、「七月二十四日」のお月さま、日付の変わらないうちに姿を見せてくれるでしょうか?月の出時刻は、23:01(長野)です。40〜50分後には、山の端に出てくるはず…。
もうしばらく待ってみます。
期待通り、姿を見せてくれました。(23:53)

日付が替わりました。気持ちのよい夜、エンマコオロギも気持ち良さそうに鳴いています。