最低気温が20.7度、久しぶりに寝苦しさを感じて目覚めました。起き出すと、空はすっきりと晴れて、朝日が眩しく輝いています。
画像、「シデコブシ(四手辛夷)」の花が、ちらほら返り咲きをしています。
「ヒマワリの花」も、だいぶ咲き進みました。青空に映えて生命力が漲っています。
7月のFm放送日。
話す内容・タイトルは、高くよじ登って咲く花木、「ノウゼンカズラ(凌霄花)」です。
残念、我が家の鉢花はまだ開花していません。
蕾が膨らんで、明日あたりには開くかも知れません。
佐久平駅の放送局に向かいました。
JR小海線ガード下を行くと、「ネムノキの花」が咲いていることに気づきました。このl花は、やはり真夏の花です。
放送内容項目は、次のとおりです。
(1)青空に映える、橙朱色の大花。
中国原産、平安時代に薬用として渡来した。
現在は、もっぱら観賞・日除け用、
茎には付着根があり、他の物に絡みよじ登る。
花冠は漏斗状、やや不規則に5裂する。
(2)「凌霄花」、空を凌ぐ…が語源。
◯漢名:凌霄(りょうしょう) 凌ぐ 霄(空、遠い天)
◯古名:「のうせう)⇒訛って、「のうぜん」
◯学名:Campsis grandiflora
(曲がっている雄しべ)(匍匐する)
◯英名:great trumpet creeper
CD曲:「椰子の実」(三鷹淳)
(3)ノウゼンカズラの仲間たち。
北米産、アメリカノウゼンカズラは耐寒性にすぐれる。
花はやや小型で、花の赤みがやや濃い。
在来種との交配種も作られ、早咲き品種はコンパクトに
仕立てられる。
(4)俳句、漢詩、絵のモチーフ。
◯季語、凌霄花(夏)
のうぜんの幾度となく花ざかり (今井つる女)
凌霄の蟻を落して風過ぎぬ (稲畑汀子)
◯星野富弘の詩画集に、「つる草」
◯江戸時代の『俳諧歳時記』に漢詩
「〜素蛾という仙女、彼女が無くした玉の簪こそ、
化した凌霄の花となったものである。」
(5)毒が有るのか、無いのか?
江戸時代、貝原益軒は「花上の露目に入れば目暗くなる」と、
記述した。いかにも毒々しいが、実際には毒は無い。
『牧野新日本植物図鑑』には、「〜俗説に過ぎない。」とあります。
今日はとうとう関東甲信地方にも、「梅雨明け」が宣言されました。
昨年より8日遅く、平年より4日早いとのことです。
今日の最高気温は33.0度(12時)、その後も高温が続きました。
夜になっても、25度以上です。寝苦しい夜になりそうです。