昨夜遅くからの雨は、早朝に雨音で目覚めました。
時計を見ると、4時頃で新聞を取り、目を通してから二度寝しました。
朝7時、雨雲レーダー画像を見ると、雨は降り続くようです。
アメダス、最低気温は10.5度(4:40)、雨量は朝までに12.5ミリ…。
午前中、今日のFm放送の資料作りのために、佐久市立図書館に出かけました。
風雨のために、「ギンドロ」の雄花が地面に落ちていました。
旧暦、弥生二十二日の今日は、二十四節気の「穀雨(こくう)」、乾燥気味だったので、作物にとっては恵みの雨になりました。
生垣・フェンスの「ボケ(木瓜)」も、雨に濡れています。
真紅の花に近寄って観ると、盛りは過ぎているようです。
4月のFm放送は、中国渡来の薬用植物、「ボケ(木瓜)」
(1)古くから知られた、バラ科の落葉低木
平安時代に中国から渡来、栽培は江戸時代になってから。
◯「ボケ」:実の形が瓜に似ていることから、「木瓜」と書かれ、「モッケ」と読まれたが、資材に「モケ」、さらに転じた「ボケ」になった。
(2)花色豊富な園芸品種
江戸時代に7種が記載され、明治以降にさらに増え、現在は欧米で改良されたものを含め、品種は200を越える。
◯長寿梅」クサボケから育成された品種で、盆栽として仕立てられる。
◯寒ボケ:12月から2月に開花するのが特徴で、冬の花材として切り枝とする。
◯東洋錦:春咲きの代表的品種で、赤花、白花、ピンクの3色が同一株、同一枝にさくのが特徴である。
CD曲:「茶摘」(多摩少年少女合唱団)
(3)日本産、「クサボケ(草木瓜)
ボケに似て小型の低木なので、「草」と名付けられたが、木本・低木である。
子どもの頃、田んぼの土手から持ち帰ると、「火事になるから止めなさい」と注意された。
こんな経験は、どの子どもにもあった懐かしい思い出である。
「地梨(ぢなし)」と呼んで、子どもの格好の玩具であった。
シドミ、コボケ、ノボケなどの方言もあり、親しまれた。
その後、圃場整備や機械による刈り払いなどで、ほとんど観られない。
妻の実家の林で、見つけ「賢治ガーデン」に移植した。
(4)季語は、「木瓜の花
」(晩春)、「木瓜の実」(仲秋)
土近くまでひしひしと木瓜の花(高浜虚子)
老妻のせちに水やり更紗木瓜(山口青邨)
木瓜の実を離さぬ枝のか細さよ(後藤夜半)
地梨漬け聖俗いづれにも遠し(柚木紀子)
花言葉:魅惑的な恋 早熟 平凡
星野富弘 詩画集『鈴の鳴る道』、『花よりも小さく』
やっと暖かくなった
庭に出て
太陽に顔を向け
ボロボロと
涙を出して 遊んだ
少しつらいことがあって
帰り道 枯れ草の中に
花を見つけた
(5)薬酒の効用
ボケの果実は果肉がかたく、渋みと酸味が強いので生食はできません。
昔から生薬として用いられ、疲労回復、不眠症、冷え性、低血圧、整腸などに効果があるとされる。
民間薬としては、果実を焼酎・ホワイトリカーなどに漬けて作る薬酒として用いる。
今日一日、雨は降ったり止んだり…。
「雷注意報」は出ていましたが、雷鳴は一つもなし…。
夜、7時ころにザーッと降り、トータルの雨量は、23ミリとまとまった量になりました。
アメダス、最高気温は13.0度(14:00)
暑い日が続いていたので、寒く感じました。
駒場公園に、山桜が咲いていました。
正式な種名は、「カスミザクラ(霞み桜)」と思われます。
写真からは観えませんが、花柄に細かい毛が生えていて「ケ(毛)山桜」とも呼ばれます。