Fm放送、花期の長い「ヒャクニチソウ(百日草)」を話しました。

佐久市で、「ハス(蓮)」が開花。

ラジオの気象情報で、「渋谷は久しぶりに晴れています…」。
佐久も同様に、青空が見える朝を迎えました。
アメダス、最低気温は20.2度(5:30)、日中は暑くなるようです。
9時前にという約束で、「ハス(蓮)」の花を見学に出かけました。
佐久市石神は車で10数分…、こんなに近い所で観ることができたことは幸せでした。

空に向けて、花が開いています。

花に誘われて蝶も訪れ、水面には花びらが1枚…、「散華(さんげ)」を彷彿させます。

亡き母の実家は、長野市善光寺のお膝元…、お盆にはハス(蓮)の花が供えられていました。
ハス(蓮)の花を観ると、亡くなった人々が偲ばれます。
ハス(蓮)を育てた方にも感謝しながら、家に戻りました。
8月のFm放送、タイトルは、花期の長い「ヒャクニチソウ(百日草)」

(1)身近に普通に見られた、懐かしい花
メキシコ原産で、日本へは江戸時代末期に渡来した。
子どもの頃には、毎年、種採り、種まきをして育てた。
『花おりおり』(湯浅浩史)に、近年は、都市ではあまり見かけない。
名の通り、百日もの長きにわたって咲き続け、仏花として重宝された。
(2)「ジニア」と呼ばれる、多彩な仲間たち

欧米で改良が進められ、大輪咲きや豊富な花色、花形の物が作られた。
丸弁完全八重咲き、ダリア咲き、カクタス咲き、小輪多花八重咲き(ポンポン咲き)など
学名:Zinnia elegans(ドイツの植物学者ジン)
近年、園芸上は属名の「ジニア」で通用する。
「Z.リネアリス」、「Z.プロフュージョン
CD曲:」「家路」(倍賞千恵子
(3)丈夫で、観賞期間が長いわけ

茎や葉が硬く粗毛をつけている。
舌状花(花びら)が長い間萎れないので、花殻摘みが少なくてすむ。
『牧野植物図鑑』に、「舌状花冠は剛質で長く残り、中心の管状花は黄色で、結実後卵状に高まる」とあります。
別の資料に、「小輪咲きや匍匐性の多花品種では、黒く腐った花はしだいに隠れる状態となり、その上へ新しい花がおおい斯くしてしまう(これを自浄作用という)ので、切り返しの必要はない。」とあります。
Z.プロフュージョン種で、その様子を御覧ください。

(4)お勧めは、「ミックス品種」の栽培
我が家の裏、「岩村田小学校・仮設グランドわき花壇」に、今年は、ミックスのポット苗を求め、植え付けました。
草丈など、苗の段階で同じ品種がまとめられるので、生長・開花した時に、見栄えを損ないません。
(5)『誕生日の花と、きょうの一句』(NHK ラジオ深夜便
8月18日 花言葉:友への思い
百日草ごうごう海は鳴るばかり (三橋鷹女)
百日草あらひざらしの色となり (本井英)
(6)星野富弘:百日草《花の詩画集》『鈴の鳴る道』より

「ひろば・車道」わきの「百日草」(28.8.19)

夕方に野良回り、野良土産は「ピーマン」と「トマト」がたくさん採れました。
アメダス、最高気温は29.4度(12:40)、蒸し暑い一日でした。
夜が更けても、気温は23度超え、「エンマコオロギ」など虫たちの合唱はうるさいほどです。