旧暦、水無月二十八日。また「真夏日」、風が心地よい一日でした。

yatsugatake2005-08-02

一茶の句に、「蟻の道雲の峰よりつゞきけん」があります。
米川千嘉子:『四季のことば100話』に、紹介されていました。
「雲の峰」は入道雲のことです。解説に、「〜一茶は地上の孜々たる蟻の営みをはるかな夏雲の峰、つまり入道雲からつづいているとみました。それを爽快な夏の力のあふれととることも、また不思議に幻想的な夏の空間を作っていると感じることもできるでしょう。〜」
朝から入道雲が湧きあがっています。暑くなりそうですが、風があるので心地よいです。
保育園からは、夏祭りのための練習か、太鼓の音が流れてきます。しばらくすると、プールから大歓声です。そんな中を、昨日に録画した「高原列車の沿線スケッチ〜小海線の旅〜」などいろいろを視聴しました。至福の時間でした。
午後は、「咲いと」仲間と、オトギリソウ科の帰化植物の情報交換に、熱中しました。送信いただいた画像や図鑑などを調べることで、納得のいく結論に行き着きました。胸の痞えが取れた思いがしました。
大雨・雷注意報が出ているのに、まだ降りません。今日の最高気温は31度、夜8時になっ
ても、25.5度で熱帯夜なみです。開け放った窓から、花々の香りが風に乗ってきます。
香りにつられて出て見ると、オオマツヨイグサエンゼルストランペット、玄関の百合、スターガザールそして、今夜は今シーズン2度目のゲッカビジン月下美人)の花々です。
オオマツヨイグサは、鼻を近づけても香りは認められません。ユリの香りは言うに及ばず。トランペットは十数個の花から馥郁とした香り…、そして、ゲッカビジンは今回10個中、今夜は4個の花が7時過ぎから開き始めました。30分ごとに写真に撮っていると、8時前には、10メートルも離れた部屋まで、香りが届いてきました。行ってみると、ほぼ満開でした。
今夜は、むしむししています。花の香りによって、脳が活性化された感じがしました。五感のうちでも特に嗅覚の刺激が、大切のように思われました。