文月十日。日照少ないのに、また真夏日になりました。

yatsugatake2005-08-14

お盆の十四日佐久地方では、仏さまにふかしたお饅頭をお供えします。
確か母の実家長野市もそうだったから、県内どこもそうだと思われます。
今は、お土産全国版になっている「おやき」も、お盆にお供えしました。
小豆餡のほかに、北信地方には茄子餡のおやきがあって、子どもからは不思議なお饅頭でした。いつの間にか、「お袋の味」になりました。
今日は、その茄子餡おやきを作ることにしました。東信の佐久地方ではあまり栽培されない丸ナスを、うちの畑で育てているのはそのためでもあったのです。
しかし、ほんとうに久しぶりの挑戦です。『信州の郷土料理』のレシピを見ながら、悪戦苦闘で作りました。皮のこね加減が難しく、手に粘りついて難渋しました。青ジソで包んで何とかごまかしました。大騒ぎでした。皮がきちんと包んでいません。見栄えはよくないので、とても人前には出せません。(画像は、食材の丸ナスです。)
仏さまにお供えしてから、お相伴に預かりました。
程々に歯ごたえもあって味は合格点でした。おかげで、はるか昔の子どもの頃のお盆を、懐かしく思い出すことができました。
包むときに、粘りつかないような皮のこね具合が、一番の課題として残りました。
「仏が地獄の戸を破る」ための「おやき」だから、もっと硬く作ってもいいのかも知れません。丸ナスも小ぶりなものがよさそうです。再挑戦するつもりです。