文月十六日。真夏日、雷雨上がり、満月が昇りました。

yatsugatake2005-08-20

6時に19.1度の最低気温。朝から澄み切った青空、風もありません。
じりじりと夏の日が照りつけ、入道雲が湧き上がり、お昼ごろには雷鳴が轟きました。
その後、晴れて30.8度の最高気温。今日もお預けか、と思った4時過ぎ、一転にわかに掻き曇り、雷雨となりました。30〜40分間、10ミリほど降ったでしょうか?
早速アメダスで調べたら、おや?降水量は0。「馬の背を分けた」雨だったようです。
雷雨のような雨には、こんなことが実際にあるんです。
おかげで、しおれた草木も、みんなしゃんとしました。咲き始めたナツズイセンの花にも雫が着いて、冷んやりした美しさを見せていました。
虫たちも早めに鳴き出しました。「チチチチチッ、チチチチチッ、…」ミツカドコオロギかな?と思うほど、きつく大きい声です。オカメコオロギとは違うようですが、録音CDで、聴き比べてもはっきりしません。
しばらくすると、ツヅレサセコオロギが例の単調なリズムで、合唱に加わりました。
そして、待望の満月、お月様が澄んだ空に昇りました。今夜も、見事でした。
今日の正午が、月齢15.0。今夜は、右側が僅かに欠けているように見えました。
時々むら雲が、お月様を隠しては通り過ぎて行きました。
シャッタースピードをいろいろ試して、1/160で撮りました。
今朝の読売新聞「編集手帳」に、面白い記述がありました。
「〜大切な場所もお金では行けないのだよ…と、ため息のついでに胸につぶやいてみる。◆今宵は満月。ふとんに入る前、窓から無料の月を愛でるのも悪くない。〜」
虫の音に耳を傾け、月明かりを楽しみながら休むとしよう。