今日は「ハンゲショウ(半夏生)」、降ったり止んだりでした。

朝から、梅雨の雨がしとしと降り続き、遠くでカッコウが鳴いています。
今日は、夏至から数えて11日目の半夏生です。生薬の「半夏(はんげ)」つまり、「カラスビシャク」(サトイモ科)が、花を付ける頃の意味だそうです。我が家の庭にも、そこら中に生えて、厄介者になっています。まだ、仏焔苞を擡げているものはほとんどありません。
画像、2本ほど引き抜いて、その様子を撮りました。葉は、3枚小葉の複葉。その基に珠芽(むかご)、根元に塊茎が見えます。

ハンゲショウ半夏生)」という名の、ドクダミ科の植物があります。まったく、ややこしいことです。
この植物は今の時期に、葉が半分白化するという珍しい現象が見られます。半分化粧する、つまり「半化粧」だと言うのです。
ところが、画像、我が家のものは白化していません。化粧をしない横着者です。
日当たりがよくないためでしょうか?もう少し様子を見ることにします。


唐突ですが、テレビ報道で、また新聞の折り込みチラシで、「半夏生」には、蛸を食べる習慣があると、紹介・宣伝しています。
何でだろう?チラシに、説明がありました。田植えが終わり、植えた苗が「蛸」の足のように吸い付くように、大地に広がり根付き、豊作を願うのだそうです。
画像は、1本が数本に分糵したイネ苗です。
もちろん、夕飯には「蛸のお刺身」を戴きました。