「クワイ(慈姑)」の球茎が採れました。

6時の、氷点下6度。テレビのお天気情報で、今朝も佐久市が長野県内で最低気温です。
盆地なので、放射冷却の影響が顕著なのでしょう。ビニールハウスの中の水も、凍りました。
大きなポリトロ箱で栽培していたクワイ慈姑)」です。地上部がすっかり枯れたので、泥をかき回して「クワイ玉(球茎)」を探ってみました。
画像、小さいながらも採れました。写真では、大きく見えますが、径3センチがやっとです。

それでも、ポリトロ箱なんかで、よく採れたものです。
ご存知、クワイは、おせち料理の食材です。辞書などで調べてみました。
クワイ」は、葉が「鍬(くわ)」に似ているから、「鍬芋(くわいも)」が語源とか、他にも「河芋」説がありました。
おせち料理に使われるわけは、芽が出て大きく育つことから、「お目出度い」縁起物です。
クワイは、オモダカ科の多年草。日本には、平安初期に、中国から伝来しました。16世紀に朝鮮半島から伝来したという説もあります。
カリウムを多く含むので、高血圧の予防効果があります。葉酸というビタミン含有量も抜群で、妊婦の皆さんには、十分摂って欲しいそうです。
面白いことに、欧米では観賞用だそうです。確かに、矢じり形の大きな葉と白い花は、観賞価値があります。
広島県福山市や、埼玉県越谷市が主な生産地です。
大きな塊茎を作るには、株の周りを一度切ってやるといい…とか、連作障害が強く出るそうなので、来年は考慮しないといけません。大きなものを採ろうとすると、なかなか難しいものです。
おせち料理は、今年も「かき揚げ」にするつもりです。含め煮にするほど、大粒でないので…。

「霜月九日」のお月様です。
(18:32)
昨夕が「上弦」の月、今夕は、半月以上に膨らんでいます。