なんと、「セイロンベンケイソウ」が…。

芽生えた「セイロンベンケイソウ」

画像、庭先に置いた「ベンジャミン」の鉢の中に、見かけない植物が生えています。
どうやら、「セイロンベンケイソウ」です。しばらく前から、気がつきました。
すっかり忘れていましたが、何ヶ月か前、カメラ屋さんの店内で、鉢の土にこぼれていた芽を2〜3個いただいてきて、鉢土の上に置いたものでした。
葉の縁についた幼芽がこぼれ落ちて、芽生える…、この発芽力・繁殖力には感心します。
「葉から芽」とか、「子宝草」と呼ばれるわけがよく分かります。

アップで撮ると、葉の縁にびっしり並んだ「幼芽」が確認できます。つまり、「むかご(零余子)・不定芽」と同様の無性生殖と、考えられます。
「セイロンベンケイ」は、天然の「クローン植物」と言えます。
『牧野図鑑』図鑑には、、「トウロウソウ(灯篭草)」、花の形からの名です。
括弧付きで、「セイロンベンケイ」とあります。カランコエと同じ属とあります。
『世界の植物』に、興味深い解説がありました。
ゲーテは、セイロンベンケイソウを愛したと伝えられる。
葉からすべての植物の器官が由来したとする彼の「葉原基説」の証拠として、うってつけの植物だと考えたのかもしれない。〜

無性生殖と言えば、「ジャガイモ」や「サトイモ」などの芋類があります。
観察用に鉢栽培している「サトイモ(里芋)」を、鉢から抜いてみました。

株元に、可愛い「子芋」が付いています。
厳密に言えば、親芋の「子」ではなく、「兄弟分」と言うべきかもしれません。
明日は、中秋の名月です。「お月見」に、里芋をお供えするのは、子孫繁栄の意味があると思われます。
さて、「仲秋十四日」今夜のお月様は、雨で隠れてしまいました。(6.5ミリ)
6時頃までは、雲間にちらほら見えていたんですが…。
明日は「中秋の名月」、晴れる予報です。