「蔵の町並み・須坂、北斎のまち小布施」研修の旅です。

屋敷内の立つ「梨の大樹」

冷たい感じの「秋風」が心地よい朝です。
研修の旅は、好天に恵まれそうです。
これから、JR小海線しなの鉄道長野電鉄…と乗り継いで、出かけます。
会場の「須坂温泉・古城荘」に着くと、懐かしい「北信五岳」が目に飛び込んできました。左から、戸隠連峰飯縄山黒姫山妙高山斑尾山が浮かび上がって見えます。
生まれ故郷、旧仁礼村からも眺めた山々です。
一行64名が2班に分かれて、「蔵の町並み・須坂」の見学が始まりました。
須坂は、生糸の町…。豪商の蔵屋敷が連なっています。
画像は、屋敷内に立つ「梨の大樹」です。やや小ぶりの実が、明るい秋の日に輝いて見えました。
1 豪商の館 クラシック美術館 旧、牧新七 邸
2 横町通り ?旧小柳製糸所 重厚な土蔵作り ?製糸家の館 旧、山三製糸所 など
3 製糸王、越寿三郎 邸 山丸一番館
4 春木町・本町通り ?旧山七製糸小田切家総本家 ?宇治乃園 佐藤茶店 など
5 豪商の館 田中総本家博物館
2階建ての蔵作りの家は、普通の家の3階建てに相当する…ただ圧倒されました。

手すきガラス(びーどろ)をはめ込んだ障子です。手すきのために完全な平面でなく、外の景色が歪んで見えるのは幻想的な雰囲気を感じさせます。
特に、左上の部分は渦巻き状になっていました。

奥座敷には、当時珍重された唐木が使用され、書院の意匠など贅沢で凝った造りが見られます。
画像は、「書院持送り(亀)」というものです。
火難避けの願いを込めたもののようです。
道路わきに、一茶の句碑がありました。
「故郷に似たる山をかぞへて月見哉」 (一茶)

すぐ前に、東山魁夷「馬車よゆっくり走れ」の石碑がありました。
見学の最後は、極めつけ有名な「田中総本家博物館」です。
四季の花模様振袖、蒔絵紫陽花文吸物椀など、「花鳥風月」田中本家の四季が特別展示されていました。当時の豪商の生活ぶりが、彷彿としてよみがえりました。
お庭には、目の覚めるようなヘブンリーブルー朝顔が彩りを添えていました。

お宿に戻り、夜は、お決まりの懇親・慰労会です。
地酒などを美味しくいただきながら、賑やかな宴を楽しみました。