「節分」、季節が移り変わります。

冬越し中の「ヒイラギ(柊)」(21.

相変わらず、朝の冷え込みは厳しいです。(氷点下6.0度)
しかし、空を見上げると、季節変化の兆しが感じられます。
空全体が白みがかり、淡い日が差しています。
「節分」とは、よく名づけたもの…。
立春」の前日、季かれ目、つまり節分です。各季節ごとにあるはずですが、立春前の「節分」が大事にされるのは、旧暦の1年の節目、年末年始に当たっているからです。特別な意味合いを持たせているのです。
追儺(ついな)」、この行事は、古く中国に始まり日本に伝えられました。近世、民間では、節分の行事になりました。「おにやらい」とも呼ばれます。
現在、全国に定着している「豆まき」行事は、新しい年を迎えるにあたって、邪気を払い平穏に過ごしたいという願いにあります。
佐久地方では、「福は内…」のあとへ「〜恵比寿、大黒、目を開けろう〜」と、付け加えて唱えます。商売繁盛などの願いもあるんでしょうね。、
ヒイラギの枝に鰯の頭を挿して、戸口に立てることも、邪気(鬼)を追いやることにほかなりません。
画像は、冬越し中の「ヒイラギ(柊)」です。
浅草寺の豆まきは、「福は内…」とだけ唱えて撒くそうです。わけは、観音様の周りには、もともと「鬼」はいないんだとか…。
これも人まねで、「恵方巻」なる巻寿司をいただきました。
我が家の東北東の方角にある、「サンゴカクモミジ(珊瑚閣紅葉)」です。
冬、赤色になる枝が特徴です。

今年の恵(吉)方は、東北東の方角だそうです。抜け目のないスーパーのチラシに説明がありました。「無言で、丸かぶりすべし…」この食べ方は遠慮したので、ご利益はどうかな?
今年こそ、よい年でありますように…。
恵方とはこの路をたゞ進むこと」 (高浜虚子) まったくそのとおりですね。