夕闇に、「三日月」と「明星」が…。

絵本作家、山脇百合子さん。(23.1

「クリスマス寒波」、長く居座った冬将軍もそろそろ退散か…。長野県北部の「大雪警報」が解除されました。内陸の佐久地方は、相変わらず厳しい冷え込みでした。(夕刊、佐久市6時の気温は、氷点下9.5度で県内最低。軽井沢が氷点下7.8度)
予想最高気温は、2度(プラス1度)。気温は上がらなくも、日差しがあり助かりました。
昨日、佐久ケーブルテレビの番組・佐久市図書館講座を視聴しました。
画像、山脇百合子さんによる、「絵本と私」のお話でした。

視聴していると、絵本「いやいやえん」について話されました。
そして、中川李枝子さんの文に、挿絵を描かれた方(大村百合子)であることを知りました。

実は、息子が幼少時代に、ご飯を食べながらも熱中して見ていた本なのです。
宝物とも言える本なので、処分することなく本棚にありました。同じように熱中していた本が「おおきなおおきなおいも」でした。
昔、見慣れた表紙の絵本。今日、改めて手にとって見ました。頁を捲ると、食べ物の汁で汚れています。中には書き込みまでありびっくりしました。よほどお話に入り込んでいたのでしょう。

奥付を見ると、1962年12月25日 初版発行 1975年5月30日 第35刷
昭和51年1月 甥の息子に、妹の叔母がプレゼントした本でした。子どもの育ちのために、絵本が果たす役割は計り知れないほど大きなものです。
子どものよりよい読書環境のために、今こそ、大人がやるべきことが問われています。

夕方、西の空は快晴…。旧暦、十二月三日。「三日月」の観望には絶好の条件が整いました。月の入り時刻は19:25(長野)。2時間前の見当で、ベランダに立ちました。
バッチリ、舟形のお月さまが浮かんでいます。何とお隣に、明るいお星さまをお供に連れて…。(17:23)

『星空ガイド』に、19時52分 月が金星の北06°02′1を通る と、あります。
月齢2.4(正午)細い月、地球照」もわずかに見えます。(17:27)

1時間後も、三日月さまは、西空低く浮かんでいました。(18:25)

今日は、防寒対策をしっかりして観望・撮影に臨みました。
満ち足りた気持ちで食卓に着き、「お豆腐」の味噌汁をいただきました。
三日月信仰」については、今までに何度か書きました。
佐久穂町の図書館に勤めていた時、家庭で「三日月信仰」が行われていたことを、「三日月さん」という文章で偶然に気づきました。白井仁(しのぶ)著『思い出絵日記 肩ぐるまの時代』(文芸社という本に載っていました。
三日月さまの日にはかならず、とうふを買いに行かされた。帰ってくると、三日月に向かって母は何かお祈りをしていた。お祈りが終わるまで、そばで物珍しく見ていた。信心深い母だった。
科学の発達した時代…、だからこそ子どものうちから、天文現象など絶対的なものに畏怖の念を感じさせたいものです。