佐久地方は、お墓参り。

真夏を謳歌する「ヒルガオ(昼顔)」の

月が改まって8月、朝夕は秋の気配が感じられる季節になりました。今朝の最低気温は、16.3度(5時)、おまけに涼しい風が吹いています。
8月1日、佐久地方には「お墓参り」の風習があります。墓前に供えるために、朝、休耕田へお花を採りに出かけました。
土手には夏草が生い茂り、埋もれるように、画像、「ヒルガオ(昼顔)」の花が、真夏を謳歌しているようです。梅雨時から咲き始め「雨降り花」とも呼ばれる、控えめな花なのですが…。

墓前に供えるいわゆる「盆花」が、いろいろ咲き始めています。
白花の「クサキョウチクトウを、真夏の浅間山をバックに撮りました。

盆花の定番、「ミソハギ(禊萩)」も咲き始めています。「ヒメガマ(姫蒲)」の穂は、まだ少し早いようでした。
南の方向に目を転じると、八ヶ岳連峰・北八(きたやつ)が…。りんご園、水田の向こうには、病院建設中の大型クレーンが見えています。

家に戻って、庭先の「盆花」を集めました。

「キキョウ(桔梗)」、「オミナエシ(女郎花)」、「カワラナデシコ(川原撫子)」を採りました。
これらは、秋の七草です。8月7日は、二十四節気立秋…。
暑い、暑いと言っても、「月遅れのお盆」は、秋の風情が感じられます。
さて、8月1日の「お墓参り」は、江戸時代中期に起きた「戌の満水(いぬのまんすい)」と呼ばれる、千曲川流域で発生した大洪水との関わりがあります。
そこで、冊子『佐久広域』の記事と、DVD「今に伝わる戌の満水」を、改めて読んだり視聴したりしました。


ウィキペディア』から、「戌の満水」の解説を一部を引用します。
〜長野県佐久地域の千曲川流域では、旧暦8月1日(1742年8月30日)の被害が特に大きく、200年以上を経過した現在でもお盆の墓参りとは別に、その犠牲者供養のため新暦8月1日に墓参をする週間が残っており、小中学校や企業も特別の休日になるほどである。〜(以下略)
アメダス、最高気温は30,0度(13時)。雨はなく晴れて、東風が気持ち良い「真夏日でした。
夜になって、水無月十四日」のお月さまが、雲間に現れました。
ほぼ真ん丸お月さまです。(20:41)