「シメ」が餌台に…。

昨夜・神無月二十日の残月。(25.11.23)

7時過ぎ、西の空には、「昨夜・二十日の残月」が淡く光っていました。(7:22)
裏の更地の「リギダ松」が、朝日を浴びています。
意外にも、北の空の黒い雲に遮られ、浅間連峰は見えません。

朝のテレビニュースは、「ケネディー大統領 暗殺50年追悼式典」を報じています。
http://d.hatena.ne.jp/yatsugatake/edit#
 
今を去る50年、「勤労感謝の日」の休日に友人と連れ立って、神坂峠を越え、木曽の馬籠に向けて歩いていました。
その時、友人が携帯していたラジオが、初の衛星放送ニュースを報じたのでした。
日本の田舎道で偶然に知らされたニュース…、世界的な憧れの偉人が狙撃された事実は、日本の若者にとっても、すごいショックでした。
ケネディーは43歳の若さで大統領になり、その大統領就任演説は、何度聴いても感動を与えました。
収録されたソノラマレコード盤を大切に、繰り返し聴いていました。
今日付け読売新聞コラム「よみうり寸評」を一部引用します。
国が諸君に何をしてくれるかを問うのではなく、諸君が国に何をなし得るかを問おう
ask not what your country can do for you - ask what you can do for your country。
ケネディーの名演説の中でもとびきりの名文。二つの文章がほぼ同じ語を連ねながら、その語の位置の違いで、正反対の問いかけになっている。リズムよく耳に響く。〜国民の依頼心を戒め、主体性をと呼びかけた。
〜墓地のモニュメントには、この名文が刻まれている。ケネディーの名演説は50年を超えてなお不朽。今も人々の心を揺さぶる。〜
ケネディー大統領が、尊敬する日本人として上杉鷹山を挙げたことを知り、興味深く思いました。
困窮した米沢藩の殖産興業・藩政改革、その実践を高く評価したからと思われます。
生け垣として栽培を勧め、「かてめし」として食用にも供した「ヒメウコギ」は、象徴的な植物です。

今も、米沢市には植栽が見られます。
先日来、庭を訪れていた「シメ」が、餌台の「ヒマワリ(向日葵)」の実を啄んでいます。

相変わらずの強面(こわもて)と、厚ぼったい鉛色の嘴です。

特徴のずんぐりむっくりの体も、止まりようによってはスマートに見えます。


日中は穏やかに晴れて、日だまりはまさに「小春日和」でした。
夕方、西空に一筋の「飛行機雲」が伸びてゆきました。(16:31)

アメダス、最低気温は、氷点下1.4度(5:40)、最高気温は10.8度(14:30)でした。
夜が更けて、「神無月二十一日」の月が、東の空に昇りました。(23:05)