早朝、「下弦の月」を観ました。

イチイの枝と、「神無月二十四日・下弦

幸運にも、予報ほどの大荒れにはなりませんでした。就寝中、風音も聞こえず冷え込みもなかったので、ゆっくり休めました。
6時に起き出し、空を見上げるとよく晴れています。浅間山の裾あたりも黒く見えます。雪にならなかったというわけです。
画像、東の空に「神無月二十四日(下弦)」のお月さまが昇っていました。イチイの枝と一緒に撮りました。(6:12)

月の出時刻(長野)は、「明日の暦」によると、昨夜の23:16です。
昨夜のうちに、ぎりぎり二十三日の月として出たわけですが、空が曇っていて見えなかったお月さまです。
月の入り時刻は12:09(長野)、しかし、日中は雲が多くて見えませんでした。
アメダス、最低気温は3.9度(7時)。昨夜の雨は、トータル6ミリでした。風はほとんどありませんでした。
午前中、「ひろば」の会議に出席し、植栽について話し合いました。
建物の植え込みのハマナス(浜茄子)」、黄葉と赤い実が鮮やかでした。
ドウダンの紅葉は、ほとんど散りました。


ナスに茄子の字を宛てていますが、バラ科の植物であり、ハマナシ(浜梨)が訛ったナスなので、梨が順当と思われます。
有名な森繁久彌の歌、「知床の…」を思い出します。
新聞の切り抜きをしていて、「長野えびす講煙火(はなび)大会」の記事に気づきました。
ネット検索もしてみました。

子どもの頃、11月も下旬「長野のえびす講」には、里にも雪が降る。、よく当たりました。
思い起こせば小学生の頃、家族そろって佐久から長野の母の実家に、出掛けたことがありました。
花火見物に出掛けたのだと思います。終戦後で、ほかには何の娯楽も無かった時代ですから…。
当時は、母の実家の目の前、柳町中学校の近くで打ち上げていました。
特等席の花火見物でした。が、問題は佐久へ帰ることです。
その夜は泊まって、翌朝早く、長野駅から汽車に乗って帰り、学校に行ったのです。
長野電鉄の始発が、まだ来ない時刻の、寒い朝に、眠い目をこすりながら、長野駅まで歩いたことだけがしっかり記憶に焼き付いています。
そんなにまでして花火を見せてくれたことへの感謝…。
その親心が、美しい花火よりも今に生きて忘れられません。
アメダス、最高気温は12.1度(12:00)、穏やかでした。
午後は、風が出て寒くなってきました。
明朝は、氷点下4〜5度に下がりそうです。