「春でごわすぞ」、「かげどけ」進む。

「県北部地震3年」の記事。(26.3.12)

朝は相変わらず、氷点下の冷え込みです。
でも、空は雲って霞がかかり、春の気配が感じられます。
アメダス、最低気温は氷点下5.1度(4:00)、予想最高気温は13度(プラス8度)。
今日は、一段と雪融けが進みそうです。
画像、信毎夕刊の一面、「県北部地震3年」の記事です。3.11の翌朝に、震度6強」の大地震が襲ったのです。
栄村はこの3年で復旧は進み、村民生活は落ち着きを取り戻しつつある。と、あります。
「賢治を読む会」3月例会で、佐久市立中央図書館に出かけました。
先ずみんなで、「星めぐりの歌」「精神歌」を斉唱しました。
全員のキーが合わずに難渋しましたが、コンクールではないので、ご勘弁をということになりました。
「暦」の話では、二十四節気啓蟄」第二候:桃始笑
月遅れで行われることが多い、釈尊入滅(涅槃会)、西行について、話題にしました。

倉嶋厚の人生気象学』から、「二月より三月寒し」を紹介しました。
「にがにがしいつまで嵐ふきの薹」(宗鑑)
「三日月はそるぞ寒さは冴えかへる」(一茶)

2/23「落合恵子の絵本の時間」で、『Rain Won′t /雨ニモマケズ』作、アーサービナード:英訳
2/21信濃毎日新聞コラム「斜面」で、高木仁三郎:「宮沢賢治をめぐる冒険」
賢治の言葉、「われわれはどんな方法でわれわれに必要な科学をわれわれのものにできるか」に衝撃を受ける。
地球上で生命が共に生きる科学をめざそうと決意する。

テキストで、「十力の金剛石」を輪読しました。
アンデルセンの「鐘」を想わせる典型的な探索譚。
また、メーテルリンクの『青い鳥』の基本的枠組みを踏襲する。
〈草木土悉皆成仏〉〈一切衆生悉有仏性〉という大乗仏教の根源思想でもある。
植物紹介は、「クロモジ」「マーガレット」数品種
クロモジは、賢治作品「税務署長の冒険」最終2行の名シーンとして登場します。4月半ばの可愛い花に期待を込めました。
マーガレットの挿し芽を試してみますと、会員が持ち帰りました。

会員が自宅から、「プリムラ(西洋サクラソウ)」数品種を持参・提供してくださったので、「ひろば」に植栽します。
今日の「誕生日の花」は、デージー・ひな菊。

雨樋を雪融け水が音を立てて流れています。玄関先の敷石の周りがぬかっています。
気温が上がって、日陰でも雪融けが進んでいるのです。

以前、佐久地方の方言で「かげどけ」と言ったようです。
上記の『人生気象学』から、「春でごわすぞ」を引用します。
大雪の後三日四日/異なお天気でごわしたが/かげどけしやす今日あたり/春でごわすぞこれからは」
これは佐久に疎開したまま暫く信州で暮らした佐藤春夫の詩集の中の「春のおとずれ」と題した四行詩である。
「挨拶のさまざま」の副題がついている。
「如月十一日」のお月さま、ふっくらしてきました。(18:19)

アメダス、最高気温は15.2度(14:00)でした。
富山地方に「春一番」が吹いたそうです。いよいよ、季節が移り変わります。