「ホタルブクロ(螢袋)」が咲いて…。

水草で、一面に覆われた水鉢。(26.6.17

昨日の夕立・雷雨はありがたいお湿りでした。
あれだけ降っても、佐久市アメダスが雨量0なのは何故だろう?
朝になってそのわけが分かりました。
こちらは岩村田は、アメダス観測地点の中込とは2キロほど離れているのです。
夕立は、馬の背を分ける…」雨降りは、局地的だということです。
短時間に、3〜4ミリは降ったでしょうか。小諸方面では、もっと大量に降ったそうです。
画像、水鉢は、ホテイアオイ、デンジソウなどの水草で一面に覆われました。
空を見上げると、薄雲を透かして「昨夜・皐月十九日」の残月が、赤松の梢に先に見えました。(6:53)

見ると、赤松の「緑・新芽」がすっかり伸びました。
ホタルブクロ(蛍袋)」の花が、梅雨空に似合います。

子どもの頃は、「雨降り花」と呼んでいました。
花を折ろうとすると、大人たちに「花を摘むと、雨が降るよ」と、窘められたものです。
倉嶋厚:『花の季節ノート』を一部引用します。
ホタルブクロの名は「火垂る袋」、つまり「提灯」に由来した名前で、昆虫の蛍も同様です。
子供たちがホタルを入れて遊んだのが語源ともいわれていますが、そのような思い出を持つ人はほとんどいないようで、花にホタルを入れる風流は上手に作られた語言説だといわれています。
しかし先年、戸隠高原で暗闇の中でホタルを入れてみたら、釣り鐘形の花びら全体が淡紫色に妖しく光り、思わず見とれてしまいました。
デルフィニウム(飛燕草)」が花穂をすらりと伸ばしていました。

今日も日中は蒸し暑く、「大雨・雷注意報」が…。
予報通り、夜になって雨になりました。
アメダス、最低気温は13.6度(5時)、最高気温は27.4度(15:40)でした。