図書館も、「秋」を演出…。

昨夜、「名月・後の十三夜」の残月。(2

朝、3時に目覚めました。少し早めに就寝すると、いつもこんな調子です。
新聞はまだだし…、それでも、昨夜、「名月・後の十三夜」のお月さまはどうかな?
外に出ると、やっぱり西空に輝いていました。(3:05)

これもまた171年ぶり、実に見事な名月、大満足です。
布団に戻ると、春日八郎の歌声が…、「山の吊り橋」です。
若い頃の歌、懐かしいなー。津村謙、若原一郎三橋美智也は「夕焼けとんび」…、とうとう最後まで聞いてしまいました。
午前中、歯医者に通院、先生と窓辺の「折鶴蘭」で話が弾みました。
話題は「柿」、「マルメロ」の実にも広がりました。
治療が済んでから帰宅し、改めて、「折鶴蘭」の子株と「蜂屋柿」の実を持参しました。
お礼に、歯ブラシをいただきました。
昔、「浮き世床」や「浮き世風呂」が町人たちの社交場だったことを思い出し、ひとり微笑んでしまいました。
賢治を読む会の資料作りに、市立図書館に出かけました。辺りは、すっかり冬景色です。
玄関に入った所に、「おすすめ本の紹介展示」があります。

秋の演出、近づいて見ると、手作りの柿やサツマ芋です。

灯火親しむ候、読書に親しんでほしいです。
先日、佐渡の「おけさ柿」をいただいたので、調べてみました。
新潟市に原木がある「平種無」という渋柿で、「八珍柿」とも呼ばれます。
それは、「種が無い」ことが、越後七不思議に次いで珍しいからです。
明治時代に山形県に渡り「庄内柿」として、栽培されるようになりました。
なるほど、勉強になるなー。
日本語の「カキ」が、外国でも通用することを知っています。
『ブリタニカ』に、英名:」persimmon 学名:Diospyros kaki:persimmon
カキノキ科の落葉高木。中国原産であるが、古くから栽培され、品種はきわめて多い。
〜東アジアで栽培されるが、甘柿は日本独特のもの。富有柿、御所柿、次郎柿などが代表的である。
渋柿は広く各地に植えられ、身不知(みしらず)、蜂屋など多くの品種がある。〜
やっぱり柿は、オリエンタルな果樹なんですね。
以前、スペインを冬に訪れた際、アルハンブラ宮殿の植え込みで、落葉し赤い実だけが鈴なりの木を見ました。
やはり東洋風の「ロウバイ(臘梅)」も、甘い香りを漂わせていました。
佐久のような寒冷地では、甘柿でも渋柿になってしまう。これが通説です。
そこを何とか…というわけで、早生種、その名も「早秋」柿の栽培に挑戦します。
桃、栗三年、柿八年、柚子の大バカ十八年…」。でも、楽しみです。
小二の孫娘も知っている諺、「柿が赤くなれば医者が青くなる…」大いに食べましょう。
午後、「ひろば」に出かけると、仲間が植栽の後片付け作業中でした。
「コキア」や「三尺バーベナ」、「ケイトウ」を押し切りで細かにして、植栽地に撒いていました。

来シーズンに発芽したら、花を咲かせるのです。
「ローコスト・ローメンテナンス」のグッドアイデアに感心しました。
昨日、植え足した、「サンショウ(山椒)」の様子を見ました。

手前は以前からあるもので、昨日は、アゲハの幼虫・青虫がついていました。
が、今は姿がありません。鳥か蜂にやられちゃったのでしょう。
これが生き物の世界です。蝶にまで育つ確率は百分の一も無い感じです。
偶然、読売新聞の連載小説、佐伯一麦(かずみ):「空にみずうみ」昨日づけNo111、に“青虫君”が登場していました。

子どもたちは「下痢便」と称して、蛹化の兆しと喜びました。
雲が広がり、夜になって意外にも雨が降り始めました。秋のお天気は変わり易い…。
残念、「閏九月十四日」のお月さまは見えません。
アメダス、最低気温は4.3度(4:30)、最高気温は19.4度(12:40)。
春のような、まさに「小春日和」でした。