「冬木立」、「小寒」の雨…。

朝6時、アオキ(青木)の葉。(27.1.6)

今朝も6時起き…、西の空は曇り、かすかに昨夜の残月が光って見えます。
写真には、アオキ(青木)の葉だけが写りました。
気象予報士は、「東京や札幌は4月並みの気温…」とか、「小寒」の入りの今朝は、春のような暖かさです。
アメダス、佐久の最低気温は氷点下2.4度(4:30)でした。
昨日のこと、診察の予約時刻に間があるので、外に出て辺りを見回りました。
今はまさに冬景色、郷社の「若宮神社」の森も「冬木立」です。

葉が落ちた「ケヤキ(欅)」には、寄生木(やどりぎ)が見えます。
黄色く見えるのは、近年に増えてきた「ホザキヤドリギ(穂咲き寄生木)」です。

読売新聞コラム「編集手帳」に、興味深い記述がありました。一部を紹介します。
〜<春の枝に花あり/夏の枝に葉あり/秋の枝に果あり/冬の枝に慰(なぐさめ)あり>(内村鑑三
花や葉や実のある頃は気づかず、それらが消えた冬を迎えて、初めて見えてくる景色がある。
順風のもとで何不足なく生きてきた人が、逆境に立たされて初めて、人の情けの温もりを知るのと似ているかも知れない。
確かに、寄生木たちは冬の淡い光を受けて、精一杯生きているはずです。
道ばたに、常緑樹・イヌツゲの生垣を見かけました。

左奥の立木は、「ヒイラギモクセイ(柊木犀)」でしょうか。

常緑樹たちも冬の寒さに耐えて、冬越し中です。
今日は、午後から雨になり、ほとんど日が差しませんでした。
スーパーには「七草セット」が並びました。
「七草」を紙に広げて、孫娘が植物名を書き込みました。

小寒の今、実際に庭の周りで「春の七草」を探してみました。
ナズナゴギョウハハコグサ)、ハコベラスズシロ(大根)だけが見られました。
ホトケノザ」はコオニタビラコ(小鬼田平子)」のことです。
佐久では見かけられないので、今年も水挿しで発根に挑戦しました。

冬型気圧になり、夜は空が晴れました。
霜月十六日」のお月さまが昇りました。(19:05)

落葉松の木と一位の木の間に、昇っています。