「カタクリ(片栗)」が芽生えました。

「カタクリ(片栗)」の芽生え。(27.3.

今日は、「如月(きさらぎ)朔日(ついたち)」、寝室でも寒さは感じません。
階下に降りて、ガスヒーターを点けると、なんと10度の表示が…。
どんより曇り空、辺りの空気もしっとりと春らしいお天気です。
気象予報士が、「春一番がないまま、このまま春になる…。」と、報じました。
カタクリ(片栗)」はどうかな…、ああ、やっぱり出ています。

爪楊枝のように細い芽が、地面を突き抜けて芽生えました。
厳密に言うと、芽というよりは、葉が丸まっているのです。
この事実に気づいたのは数年前のことでした。
カタクリが「雪割草」とも呼ばれ、地面に出られる謎・からくりが解けました。
葉が丸まることで強度を保って、地面を突き抜けるのです。
二枚の葉が合わさることで、より強度を増し内側の花を保護している事実…。
一見優しい植物が意外にも強か…、植物の戦略に脱帽です。
こちらは、「黄花カタクリ」でしょうか。芽が白っぽいです。

プリムラ・ヴルガリス」が、厳寒の冬を越して、花を咲かせ始めました。

近くに、「ミスミソウ(三角草)」も花を擡げています。
これからの観察が楽しみです。
「ひろば・賢治ガーデン」に出かけました。向こうの高架を北陸新幹線が通過して行きます。

一気に春めいてきたので、枯れ葉の処理と除草のタイミングになりました。
賢治ガーデンの「カタクリ(片栗)」も、芽生え始めていました。

この芽は特に大きく、二枚の葉が合わさり、内側の花を保護していることが分かります。
この株は、必ず花を咲かせるはずです。
カタクリは、一枚葉では花が咲かない…」と、よく言われます。
それは、二枚葉でないと、花を咲かせる力がないばかりか、花を護るこの芸当ができないのです。
花が咲く日が、楽しみです。
もう一つ嬉しいことは、「日本スイセンが咲き始めたことです。

お気づきでしょうか、寒風で霜枯れていた葉先が見えません。
実は専門家が、自然に見えるように丁寧に切り取ってくれたのです。
さらに嬉しいことは、春の七草、「ホトケノザ」、正しくはコオニタビラコ」が、まとまって冬越ししていたこと。
それに、「ルナリア・合田草」も。
枯れ葉を処理、除草が済んで、見違えるようになった「賢治ガーデン」です。
次に訪れて、草木の生長・変化を観るのが楽しみです。
午後は、休耕田に行き、畝立てと植栽の見当をつけました。
途中、「福島ひまわり里親プロジェクト」に電話して、「きずなの種セット」を注文しました。
近くの小学校でも参加しているとか、ささやかな復興支援になればと、思っています。
今日のアメダス、最高気温は12.1度(12:50)でした。