連日の「夏日」、地面はカラカラ…。

今年も律儀に花を見せた「エイザンスミ

季節が進んで、朝日が北から差し込んでいます。
「エイザンスミレ(叡山菫)」が、今年も律儀に花を見せました。


趣のある菫で、お気に入りです。
花が似ている「ヒゴスミレ(肥後菫)」は残念ながら絶えてしまいました。
南に回ると、「黄花片栗」が元気です。

この調子だと、在来種が駆逐されそうです。
すぐ近くで、「カタクリ(片栗)」が花びらを落とし、結実し始めました。

「ひろば」の山桜・種名を特定するために接写しました。

花柄を観ると、毛が密生しています。
これで、この山桜は、別名を「ケ(毛)ヤマザクラ」と呼ばれる、「カスミザクラ(霞桜)」と、同定できました。

図鑑に、区別の仕方が載っています。

午後は、休耕田に出かけました。
用水から水を汲んで、移植したラズベリーや「タチアオイ」にやりました。

用水沿いの里山に、山桜が咲いています。

標本を取ってきたので、「カスミザクラ」かどうかを、明日じっくり調べます。
午後は「ひろば」へ…、孫娘が、先ほど抜いてくれたという「アカザ(藜)」が散らかっていました。
気遣い・ご協力、どうもありがとう。
「クサボケ(草木瓜)」が、1個だけ花を着けていました。
これも嬉しいです。根伏せで発根し、花を着けたのですから…。

近年、ほとんど見られなくなった、子どもの頃を思い出す懐かしい植物です。
花を摘んだり移植しようとすると、「家に持ち込むと、火事になるから止めなさい」と、注意されたものです。
そんなはずはないんですが…。
ヒメリンゴ」の白い花が風に揺れ、日の入りが近づきました。

帰宅して空を見上げると、薄雲を透して「弥生十日」のお月さまがほんのり輝きました。

アメダス、最低気温は8.0度(4:00)、最高気温は26.9度14:30)、そろそろ一雨欲しいです。