台風18号、佐久市は63ミリの大雨。

雨雲レーダー画像(27.9.9)(8:45)

台風18号が接近中、予報通り、就寝中も雨が降り止みません。
成り行きの任せよう…、起き出したのは8時過ぎでした。
雨雲レーダー画像を見ると、まだ降り続くようです。
アメダスデータを見ると、早朝の方が多く降りました。

1時間半前・7:15の雨雲レーダー画像です。
佐久地方が、大降りなことが分かります。

今日は、賢治を読む会」・9月例会です。
こんな荒れ模様では…?でも、いつものように20人ほどの参加で、びっくりするやら感心するやら…。
今日の輪読は、「風野又三郎」九月三日と九月四日です。
二百十日」「二百二十日」という、「台風」のお話というのも、偶然とは言え、不思議なめぐり合わせでした。
「又三郎伝説」「鎌鼬かまいたち)」など、全国各地で昔から言い伝えられてきた、自然災害に対する警告です。
宮沢賢治は、「台風・低気圧」を、造語の「サイクルホール」、擬人化した「又三郎」など、子どもの遊びの姿として、見事に視覚化して見せたのです。
100年も前には、「台風」の立体的な構造などは、明確ではなかったはずです。
現代は、テレビ画像で懇切丁寧に説明してくれます。
ありがたいことですが、分かったという錯覚のままでは、価値がありません。
それにしても、自然災害が日常化し、規模が大きくなっていることには心配です。
先日のテレビ番組、「巨大災害・メガディザー」は他人ごとではありません。
読書会の始め、「暦」の話
「文月二十七日」、二十四節気「白露」一候:草露白(くさのつゆしろし)
「戌の満水(いぬのまんすい)」寛保2年が壬戌(みずのえいぬ)年にあたるため、被害の大きかった千曲川流域で呼ぶ。
〜長野県佐久地方の千曲川流域では、旧暦八月朔日(1742年8
月30日)の被害が特に大きく、270年以上経過した現在でもお盆おお墓参りとは別に、その犠牲者供養のため、新暦8月1日に墓参する風習が残っている。
(月遅れの9月1日の方が、季節に合うのだが…)
中沢裕先生制作DVD:今に伝わる「戌の満水」の想いがあります。

佐久穂町・旧、畑八村上畑地区と小諸市懐古園周辺の被害の様子が描かれています。

「玄米四合」→「玄米三合」 終戦直後1947(昭和22)年の文部省の国定教科書掲載)(以下略)
植物標本紹介では、タケニグサ、食用ホオズキ、タカサブロウ、フジバカマ、ワレモコウ、タカサゴユリ高砂百合)など。

もう1種、参加者が知っていたストレプトカーパス?葉がもっと、大きく細長い…?

帰宅してから、ネット検索すると130種もあるうちの1種と分かりました。
読書会が終わって外に出ると、台風18号が一番接近している頃でしょうか。
玄関脇の「賢治ゆかりのギンドロ」が、風に大きく揺れています。

舞い落ちた「トウカエデ(唐楓)」の紅葉が雨に濡れています。

午後になると、意外に早く日が差し始めました。
「バロータ」の花が明るく、目に染みるほどです。

夕方、野良回りに出かけました。
稲田の向こうに、「台風一過の浅間山、まだ雲がかかっていました。

雨台風が、佐久市に降らせた雨は48時間で63ミリになりました。
時間雨量では、13時の4.5ミリが最高です。
アメダス、最低気温は16.7度(3:00)、最高気温は24.1度(16:00)でした。
関東地方には「線状降水帯」が残り、大雨をもたらしていますが、長野県は雨の心配はなさそうです。