「賢治を読む会」12月例会。

藤城清治:『画本 風の又三郎』

今朝は、アラームで5時半起き…。
「十月二十八日」のお月さまを観るためです。
空は昨日より晴れていてバッチリ、当然、金星は離れてしまいましたが…。(5:42)
細さ具合は、かの伊達政宗の兜・前立を思わせる、鋭さです。

東の空は刻々明るさを増して、山の端が赤く染まりました。(6:13)

明朝の5時半頃が、「十月二十九日」の細い細いお月さまを観る最終チャンスです。
今日の「賢治を読む会」12月例会で、早起きして観望しようと勧めました。
続けて、ここ数日の宇宙関連や、星空の観望について話しました。
はやぶさ2」スイングバイリュウグウへ…、冬のダイヤモンド(六角形)…、それに、探査機「あかつき」の金星軌道への投入再挑戦です。
テキスト、「風野又三郎」九月九日と九月十日を読む参考に、藤城清治:『画本 風の又三郎について、資料を提供しました。
宮沢賢治と僕そして「風の又三郎と題した、宮沢賢治賞、受賞の講演記録です。

風の又三郎」への改作は、「さいかち淵」や「種山ヶ原」などの作品が元になっています。
「サイカチ(皀莢)」の木には鋭い刺があります。
裸の子どもが平気で、木に登れたんだろうか?素朴な疑問がわきました。
老大木になれば刺は無くなるという説も…。さて、どうなんだろう?
宮沢賢治の全童話を読む』、「風野又三郎」(中村三春)に、興味深い記述がありました。
米村は、作中に登場する世界地誌や、交通メディアの描写に着目し、そこに帝国主義的拡張のイメージを認め、改作後の「風[の]又三郎」では、それが埋没しつつ、モリブデンやたばこなどの軍需物資・軍費調達の要素として残ったと見なす。
先駆形と改作の両作品を、比べて読む必要がありそうです。
「函館の砲台」、「ガラスのマント」も話題になりました。
帰宅して午後、干大根5キログラムの「たくあん漬け」に挑戦しました。

干し過ぎの感あり、水がうまく上がってくれるかが心配です。
子どもの頃、母親が心配していた「水が…」が、ふっと蘇りました。
さて、今日9日に発表するという「あかつき」の金星軌道投入の成否はどうか。
夜のニュースで、「成功、金星の鮮明な写真」も報じられました。

これは、素晴らしい、奇跡とも言える快挙です。
女性の主任研究員・廣瀬史子さんの努力も報われました。
本格的な探査の成果が期待されます。
アメダス、最低気温は氷点下5.8度(6:10)、最高気温は9.7度(13:00)、「小春日和」でした。