湿っぽい、春型の「上雪(かみゆき)。

「アオキ(青木)」の葉に、湿っぽい雪

昨夕から、佐久地方には「大雪警報」と「着雪注意報」が…。
雪かきの覚悟を決めて、いつもより遅めに目覚めました。
でも意外や、雪は小降りで、積雪は湿っぽい雪が数センチほど…。
玄関脇の「アオキ(青木)の葉には、小さな氷柱が見えます。(8:02)

今回の雪は、「南岸低気圧」に北からの寒気が流入して、標高の高い内陸地方に降るという春型タイプの雪です。
長野県内では、昔から「上雪(かみゆき)」と呼んで、北部・信越国境に降る「冬型タイプ」の雪と区別しています。
玄関先の積雪は、湿っぽく重い雪です。

南に回ると、軒下の花々にも雪が被っていました。

季節外れに咲き出したロウバイ(臘・蠟梅)」の花は萎み始めました。
すぐ脇に、膨らんだジンチョウゲ沈丁花)」の蕾は、健気にも寒さに耐えています。
アメダスのレーダー、雪雲は移り、雪は意外に早く止みました。
道路の雪かきに取り掛かると、湿った雪は重くて難渋しました。
裏道の雪かきは、ガレージとカーポート周りだけにとどめました。
大部分は軽トラを往復させ、圧雪方式・略式で済ませました。
小型の除雪機が欲しい…」、いよいよ真剣に考える後期高齢者であります。
遅い昼食は、まだ残っていたエゴマ(荏胡麻)おはぎ」を、炬燵でいただきました。
佐久市農村生活マイスターの会でまとめたレシピ本、『母から子へ孫へ伝える佐久の味』を開いてみました。
エゴマ(荏胡麻)の活用には、「えごまだれ団子」が紹介されていました。
ほかに、「にらせんべい(えごま入り)」があり、いずれ挑戦してみます。
なお、「えごま」を方言では「いくさ」と呼んでいるそうですが、初めて知りました。
東北では、「十念(じゅねん)」と呼んで、食べれば十年長生きするとか…。
しかし、漢名は荏、柔らかい荏、つまり柔荏(じゅうえ)の訛りかも…?
野暮なことは言わずに、長生きしましょう。
二日がかりの今回の雪、降水量は29.0ミリ、まとまったお湿りでした。
アメダス、最低気温は氷点下1.4度(7:10)、最高気温は0.9度(15:20)でした。
餌取りに躍起の野鳥たち…、昨朝に続いて今朝も、「シメ」の姿が見えました。
明日は、餌台に、みかんやヒマワリの種子を置いてやりましょう。