「光の春」、空気は冷たくて…。

竜峡小梅の花。(賢治ガーデン)

5時過ぎに起きて外に出ると、昨夜・「正月十七日」の残月が煌々と照り、近くには木星でしょうか、ポツンと光っています。
ラジオの気象予報士は、関東北部で雪が降ったと報じました。東京・渋谷でも、薄っすらと雪が降ったとか…。
アメダス、最低気温は氷点下7.6度(6:40)、冬型の気圧配置で冬に逆戻りの予報です。
今日は、「光の春」というお天気と思われます。
この用語はロシア語で、その意味を、気象エッセイストの倉嶋厚さんが、著書で広く紹介されました。
二月の光は誰の目から見てももう確実に強まっており、風は冷たくても晴れた日にはキラキラと光る。
厳寒のシベリアでも軒の氷柱から最初の水滴の一滴が輝きながら落ちる…。
倉嶋厚の人生気象学』には、次のようにあります。
〜そのころ送られてきた論文に、東京から約2600キロメートル北のマガダン市(ロシア)の気象学的季節区分に関するものがあった。それによるとマガダンの春は四月三日ごろから始まるが、その前に「光の春」が二月十五日ごろから始まると記してあった。〜
寒冷地の佐久地方も、2月から3月には「光の春」を実感する日があり、今日もそんな一日になりそうです。
「ひろば・賢治ガーデン」に出かけると、日が差しているのに西風が吹いて寒いです。

フユシラズ(冬知らず)」はまさに名前の通り、冬中、花を咲かせています。

空気が澄んで、遠く白銀の北アルプスが望めます。
ひろば・新道会のツイッターでは、槍ヶ岳」のアップ画像が投稿されました。
2月のFm放送で、早春に開花、豪華な「アマリリス」を話しました。

(1)ヒガンバナ科ヒッペアストラム属
一般にアマリリスと呼んで、観賞用に栽培されているものは雑種性の球根植物。
ややこしいが、アマリリス属ではなく、ヒッペアストラム(騎士の星)属に分類。
中央、南アメリカ原産の原種(約750種が分布)を交雑させて生まれた園芸種。
雌蕊・柱頭の先端が裂けることで区別。

(2)日本には、江戸時代に伝来
17世紀にヨーロッパに紹介され、交配されて生まれた大輪種。
日本には、天保安政年間に伝来、「ジャガタラ水仙」の名。
現在の多くは、オランダで改良され、多彩な花の色・形がの大輪種。
マリリスの名は、ローマの詩人ヴェルギリウスの牧歌に出てくる羊飼いの娘の名に由来。
その後牧歌は、羊の世話や田園で働く乙女たちのシンボル。
CD曲:「霞か雲か」(安田章子/コロンビアひばり児童合唱団
(3)球根の、容器栽培
オランダから直輸入の容器、水を注ぐだけで栽培できる。
寒さに弱いので、部屋で管理・冬越しさせる。
開花まで、約3ヶ月かかる。


(4)季語は仲夏、誕生日の花:5月28日
マリリス跣足(はだし)の童女のはだしの音 (橋本多佳子)
ぺたペタとはだしで走るおとが暑い夏を描き出す。
鮮やかな大輪のアマリリスが、少女の成長や未来を象徴する。
花言葉:誇り おしゃべり
童謡 「アマリリス
岩佐東一郎 作詞  ギース作曲
みんなで聞こう 楽しいオルゴールを
ラリラリラリラ しらべはアマリリス
月の光 花園をあおく照らして
ああ 夢を見てる 花々の眠りよ
フランスみやげ やさしいその音色よ
ラリラリラリラ しらべはアマリリス

(5)カタログ販売 シロスジアマリリス
別種のアマリリス 葉の中央に白い斑が入る
花に網目模様が入る特徴がある
春植え球根の女王とも呼ばれ、秋に咲く貴重なアマリリス

このアマリリスを育ててみるつもりです。
日中は、やはり気温が上がらず寒い一日でした。
アメダス、最高気温は4.5度(13:00)でした。
夜が更けて、「正月十八日」のお月さまが東の空に昇りました。(21:57)