卯月のFm放送は、「ウツギ(空木)」。

水やり用に、45リットル洗い桶を新調。

起きて北の窓を開けると、浅間山」がポッカリと白煙を上げています。
アメダス、最低気温は11.7度(4:30)、日中も暑くなりそうな「真夏の朝」です。
雨が降らないので、連日、水中ポンプが大活躍…。
45リットルの洗い桶を新調、おかげで如雨露の水やりに便利です。
井戸端のキショウブ黄菖蒲」と「ヒメウツギ(姫空木)」が夏の風情です。

今日は、旧暦の四月・卯月二十日、そろそろ「卯の花」が咲いてもいい頃ですが…。
5月のFm放送日、「卯月・四月」に咲く花、「ウツギ(空木)」を話します。
我が家のバイカウツギ(梅花空木)も開花寸前です。

(1)「卯の花」と親しまれた、ユキノシタ科の落葉低木
原産地は日本、各地の山野に自生する。
古くから、庭木や生垣に栽培された。
畑など、隣との境界のための目印に栽培された。
本来、地味な樹木のためか、近年は身近では見られない。
そのかわり、見栄えの良い「バイカウツギ(梅花空木)」や(ヒメウツギ(姫空木)」などが、庭木や盆栽として親しまれている。
タニウツギ」や「ベニウツギ」などは、スイカズラ科の樹木なので、区別が必要です。
(2)小ぶりで上品な、「ヒメウツギ(姫空木)」
関東威勢の山地に自生する。
近縁の「ウツギ(空木)」より早く開花し、山野の雰囲気を感じさせてくれる。

手元で楽しむなら、鉢植えにすることがお勧めです。
分類の決め手は、平たい雄しべの花糸、細かな花のつくりの観察もできます。

CD曲:小学唱歌「夏は来ぬ」(芹洋子)
(3)「うの花の匂う垣根に…」作詞:佐々木信綱 作曲:小山朔之助
明治から昭和期にかけての歌人、佐々木信綱の「夏は来ぬ」の歌詞に「卯の花」があり、初夏の訪れを知らせる。
野鳥の「ホトトギス(時鳥)」とともに、自然の代表です。
花に芳香はなく、匂いとは、その白い色映えの表現です。
4番の「楝(おうち)」が、芽生えました。

うまく育ってくれたら、楽しいな。
(4)『万葉集』の24首 『万葉集に歌われた草木』などを参照。
卯の花の 咲く月立ちぬ ほととぎす 来鳴き響(とよ)めよ 含(ふふ)みたりとも (柿本人麻呂
(5)古くからの、「ウツギ(空木)」の効用
◯生垣:強い剪定に耐え、丈夫である。
◯民間薬:果実や樹皮、枝、葉を用いる。
◯木栓・木釘:細い幹(材)は、硬く腐りにくいので、高級な木箱夜木工細工の木釘に使う。
◯空木の笛:中空の茎を使って、鳴らす。
◯疱瘡避けの、呪いの道具に使う。
放送を終わって、JR小海線の高架下から駐車場に歩いていると、レストランの植え込みに、珍しい樹木・花に出会いました。

どうやら、放送で話したバイカウツギ(梅花空木)」の園芸改良種と思われます。
まだ、蕾のようなので、開花を楽しみにしています。
夕方には空が曇ってきました、雨を期待しているのですが…。
アメダス、雨雲レーダー画像を見ても降りそうもありません。
アメダス、最高気温は30.0度(11:40)、真夏日になりました。