「賢治を読む会」、会場を「ひろば」に変更して…。

ユーモラスな「夕顔の実

どんより曇り空、アメダス最低気温は20.4度(4:40)と、また20度超え…。
鈍い朝日が雲間にちらほらと…、暑くならない朝飯前に野良回り…。
賢治を読む会に、「オミナエシ(女郎花)」や「ミソハギ(禊萩)」などの盆花を採り、標本として持参します。
昨日、いただいた「ユウガオ(夕顔)」の処理・干瓢作りは、明日以降になりそうです。
夕顔の実をくださった家の「干瓢作り」は、面白い造形です。

図書館の事情により、「賢治を読む会」の会場を「ひろば」に急遽変更。」「シェルター」で日差しを除けて、季節と暦の話から…。
先ず、「暦」の話から始めました。
立秋」初候:涼風至(すずかぜいたる)
「残暑お見舞い申し上げます。」
昨日が、旧暦の七月七日・七夕(たなばた)でした。
志賀勝:『月と季節の暦』から「月で読む万葉集〈月と七夕〉
秋風の清き夕に天の川舟漕ぎ渡る月人をとこ(作者不詳)
訳:秋風の吹く夕べに、天の川を舟で漕ぎ渡っている月のおとこよ。
万葉集には七夕歌が200首ぐらい収められていて、特異な歌題になっている。
中国からの影響の大きさがうかがわれる。
月の舟に乗って彦星が織姫のもとに通うという日本のイメージは、カササギ
〈鵲〉が橋を作る中国と異なっており、織姫が彦星のもとに行くという中国同様両者の違いが興味深い。
盆行事 京都五山送り火〈月暦七月十六日〉志賀勝:『月と季節の暦』(略)
盂蘭盆(うらぼん)吉岡安之:『旧暦スローライフ歳時記』(略)
テキストは、「茨海小学校」前半を読みました。
シェルターには涼しい風が吹き抜け、野外の読書の楽しさを味わうことができました。
読み合わせが終わってから、「ひろば」の草木を観察しました。
「西洋ニワトコ・エルダーフラワー」、「賢治のバラ・日光」、「ヒオウギ(檜扇)」、「ヒオウギズイセン・モントブレチア」、「アカザ(藜)」の林立…。
暑さを忘れて、30分間ほど…。
「トチ(栃}の実が、もうすぐ完熟です。

炎天下の「ひろば・賢治ガーデン」です。

標本用に採った「盆花」、塀の日陰に置きました。

今日も、アメダス最高気温が30.7度(15:50)の「真夏日」でした。
「七月八日」のお月さまが、西空高くかかりました。(19:49)