「アスター・エゾギク」の花が見頃に…。

「アスター・エゾギク」の花。

どんより曇り空、雲間からぼんやりした日が差しています。
7時半に、軽トラを出すと、ラジオからちょうど「落合恵子の絵本の時間」が始まりました。
題名は「巣箱(すばこ)」で、野鳥の巣箱かけは100年ほど前からだそうです。
フロントドアに、細かい霧雨がかかりました。
これから「景観保全作物水田」で見頃になったアスター・エゾギク」・切り花を採取します。
赤・白・紫・藤・ピンクと色とりどりに、見事に咲きそろっています。
この花は、昔から代表的な「盆花」で、子どもの頃は庭先で咲いていました。
その頃に、母親が「エゾギク」と呼んでいたことを覚えています。
アスター」の名はその後に知った名前で、改良が進んで今に至っているようです。
『牧野新日本植物図鑑』には、サツマコンギク、エドギク、チョウセンギク、タイミンギクなどの別名も紹介されています。
[日本名]蝦夷菊」の意、蝦夷は北海道を示すが、その地の原産ではない、あるいは「江戸菊」のなまったものか
ほかは外国から入ったことを示すものであろう。と、興味深い記述があります。
雨模様を感じてか、小さなカエルがちょこんと花に乗っています。

ネット検索をすると、名前の由来・来歴の解説がありました。
古くはアスター属に分類されていたので、今でもその名残で園芸ではアスターと呼ばれ続けています。
現在はアスター属ではなく、カリステフス属に分類されます。
アスター属と混同してややこしいからか、「エゾギク」の和名で呼ばれることもあります。
と言っても、アスター属とは非常に近い仲間であることに変わりありません。
アスター属の代表的な植物にシオンや宿根アスターがあります。
野菊のような雰囲気を持つ花が多いです。
その後午前中から雨になり、トータル雨量は7.5ミリほどになりました。
夕方から、毎年恒例の会議に出席しました。
その席上にアスター」と「百日草」を挿した花瓶を置いて、「植栽による身近な環境美化の試み」を話しました。

会議の後、懇親・宴会がお開き…。
20数名の参会者に、花束をお土産にしました。
おかげで、「景観保全作物水田」の活用について、理解・宣伝の機会になりました。
アメダス、最高気温は26.2度(13:30)でした。