「二十日の月」が、薄雲を透かして…。

てんぷらにする、「焼き芋」。

昨夜のうちに、大雨をもたらした「台風16号」は「温帯低気圧」に変わりました。
早朝に新聞を取りに出ると、雨は上がっていますが、頬に霧を感じました。空があかるいので見上げると、薄雲を透かして「お月さま」が…。

月の出は昨夜、「八月二十日」のお月さまです。
「更待月(ふけまちづき)」とも呼ばれ、夜が更けてから昇ってきます。
そのつもりでないと、見逃すことになります。
「二十日の月」は、賢治童話集:『注文の多い料理店』に収められている「烏の北斗七星」に登場します。
〜月が出たのです。青いひしげた二十日の月が、東の山から泣いて登ってきたのです。
そこで烏の軍隊はもうすっかり安心してしまひました。〜
夜更けに待ってから出る…、欠け具合など…、二十日の月は、賢治のお気に入りかと思われます。
そう言えば、今日9月21日は、賢治の命日です。
毎年、花巻では「賢治祭」が行われています。
昨日、畑で採った「サツマイモ(薩摩芋)」、鮮やかな皮の色…。
形は、スーパーの商品には敵いません。

お彼岸用天ぷら、茄子やピーマンなどとともに材料になりました。
裏道わき花壇に、「カクトラノオ(角虎尾)」が咲き始めました。
シソ科、フィソステギア属の多年草です。
花の少ない秋に、花壇を彩るありがたい花で、「花虎尾」とも呼ばれます。

台風の風雨で、数本が株元から倒れてしまいました。
土を寄せて起こしましたが、花が重くて倒れやすいようです。

今日は、「台風一過」のお天気にはならず、日照もなく寒い日でした。
「賢治ガーデン」に回ると、彼岸花が咲いていました。
「景観保全作物水田」で、墓前にお供えする花を採ってきました。

アメダス、最低気温は14.7度(1:00)、最高気温は18.2度(10:30)でした。