今日も、「月」尽くし…。

早朝、「八月二十八日」のお月さま。)2

早朝のお月さまを観るために、5時のアラームで目覚めました。
月の出と、日の出との時間差から、この時刻が最適と割り出したのです。
連日、雨予報が続く中で、正直なところ期待は半々でした。
外に出て、見上げるとバッチリ…、期待にこたえてくれました。
「八月二十八日」・月齢26.7のお月さまです。(5:02)
我が家の門、門柱代わりの「カラマツ(落葉松)」と「イチイ(一位)」との間に、薄雲を透かして、ちょこんと見えています。
広い空では、こんなにも小さくて、見えにくいですが…。
これで視力検査、画面中央あたりを探してみてください。

これなら分かる、光学とデジタルアップによる写真です。

こんなに細い月でも、ほんのり薄雲を照らしています。(5:05)

今日は病院・診察予約日、傘マークの無い午前中、傘を持って自転車で出かけました。
いつものように、診察予約時刻より遅れること1時間、井上ひさし:『宮澤賢治に聞く』に目を通しました。
「座敷童子(ぼっこ)」で現れた、賢治さんや啄木との対話…。
臨場感のある面白い構成の内容で、改めて知ることが多くありました。
予報どおり、お昼過ぎから雨になりました。
鉢植えのツキミソウ(月見草)」が、冷たい雨に打たれてています。

夜は、NHK長野放送局の番組・「イブニング信州・お便りマイビデオ」を視聴しました。
私も参加した、先日16日、佐久市望月で行われた「月見・月待ち」イベントについて、佐久市の中沢裕さんが投稿したものです。
放送の日時を、投稿者の中沢さんと、イベント実行委員の竹内さんが連絡・案内してくれました。

月見・月待ち会場の高台に設けた「室礼(しつらい)、「月見団子」「サトイモ(里芋)」「旬の野菜」。

去る9月16日、「八月十六夜の月・満月」を待ちながら、「心の月」に思いを巡らした貴重な体験の思い出にひたりました。
さて、「明日の暦」によると、月の出時刻と日の出時刻の時間差が、約2時間あります。
月の出時刻3:45(長野)、日の出時刻5:41(長野) 時間差は1時間56分
計算によると、明日の早朝「八月二十九日」のお月さま(月齢27.7)も観望が可能です。
しかし、佐久地方のポイント予報では80%の雨で、残念ながら期待薄です。
佐久市アメダス、最低気温は17.8度(5:30)、最高気温は23.2度(10:30)。
午後からの雨は、トータル9ミリ(13〜20時)でした。
志賀勝制作:『月と季節の暦』から引用します。
エッセイ特集 月めぐり
学校で月と地球の関係を … 古在 由秀(天文学者
 現在の日本で、月齢のことを、そもそも月が何処にいるかを気にしている人は、どれ位いるだろうか。まだ夜道に街燈などが殆どなかった60年程前までは、月の出の時刻を、即ち月齢を知ることが、日常生活を送るために必要であった。盆踊りが旧暦の15日にあったのは、その日は満月で、一晩中月明かりで踊ることが出来たためであろう。
 一方、天文観測者にとっては、月が明るい満月の頃は、暗い星の観測がし難いことが多い。そこで、研究会などは、観測が休みになる満月の頃にやってくれという要求が多かったのである。最近では街燈や建物から出る明かりが空を明るくしてしまっている。人工衛星が撮った世界の夜景写真では、日本は目立って明るい。
 ハワイ・マウナケアなどにある大型望遠鏡は共同利用の施設で、研究者は要求を出し、その観測が優れたものと認められると、利用可能になる。この際も、新月の時期を希望する人が多いのである。
 一方、大潮などという言葉が新聞に現れることがあるので、月と地球の関係、月の影響について解説を、学校の授業でも取り上げて欲しい。