ようこそ!「ひろば・賢治ガーデン」へ。

霜の野に、たんぽぽの丸い綿毛。

「ヒッツヒッツ…」、今朝も、「ジョウビタキ(尉鶲)」の声に起こされました。
アメダス、最低気温は3.1度(1:20)、冷え込みました。
「濃霧注意報」と告げられながら、浅間山もくっきり見えています。
霜も降りて、野草の葉に氷の花が咲いたようです。
野良回りのドライブ、高台に改築中の岩村田小学校も朝日を浴びています。

今日は、佐久平浅間小学校6年生が、「ひろば・賢治ガーデン」の見学に訪れました。
小6国語の教材、「やまなし」、〈資料〉「イーハトーヴの夢」の学習が始まり、宮沢賢治についての予備学習をしようというわけです。
「賢治ガーデン」の植栽を手がけている者にとって、大歓迎…。
看板、「どなたもどうかお入りください」の文言は、ご存知、注文の多い料理店」の叙述からいただきました。

植栽されている、賢治作品に登場・ゆかりの草木を、紹介しました。
リンドウ:「銀河鉄道の夜」より
 きいろな底をもったりんだうの花のコップが湧くやうに、雨のやうに、眼の前を通り…

賢治の、人並み外れた観察力と描写力の素晴らしさ…。
実際の「リンドウ」の花をのぞきながら、実感してもらいました。
「リンドウ(竜胆)」は、長野県の花であることも、改めて紹介しました。
山の小径を登りながら、「クロモジ」、「コブシ」、「ニワトコ」、「ホオの木」「ヤマナシ」など、現物を観ながら登場する作品を紹介しました。
生前に出版された童話集『注文の多い料理店』の序文、収録されている9作品を紹介しました。
読書週間に、これらの作品を手に取り、読んでみてと勧めました。
また、「ひろば」全体を案内する機会となりました。
芝生の中に立つ、シンボルツリーの「ケヤキ(欅)」、「ニュートンのリンゴの木」を紹介しました。

これらは、「佐久市子ども議会」の質問に、市長が答弁した樹木です。
今が紅葉の見頃、「モミジバフウ(紅葉楓)」は、「カエデ」ににているが別種であることを話しました。
芝生は土を播いて、冬越しの準備中…。
終わりの会で、ひろばを管理をしている方から、芝生の手入れや日よけの「よしず」について話を伺いました。
個人的にも来て、草木の生長や季節変化を観察して欲しいと話して、終わりました。
「読書週間」に、図書館などで、賢治作品を手に取り読んで欲しいです。
読売新聞コラム・英語歳時記から 読書週間 ▶ Book Week を引用します。
 Every year, the two weeks starting from October 27 are designated as Book Week. Many events are held to promote the enjoyment of books. October 27 is also Characters and print Culture Day.
今日は、旧暦十月一日、神無月の朔日、お月さまは新月で見えません。
異称は「小春」…。
残念ながら、日差しが少なく「小春日和」はお預けでした。
夕方の野良回り、野菜で重宝した「ピーマン」は、葉が霜枯れました。

でも実は健在、レジ袋いっぱい、それと「コマツナ(小松菜)」をお土産に持ち帰りました。
アメダス、最高気温は15.8度(15:50)でした。