科学絵本、『雑草のくらし』を読む。

ネット検索、「雑草のくらし」

早くも、二十四節気:「大雪」に…。
気象予報士が、「一気に、冬の季節になりました…」告げたように、めっきり寒くなりました。
アメダス、最低気温は氷点下3.3度(6:00)と、冷え込みました。
落合恵子の絵本の時間」で紹介され、ネット予約しておいた『雑草のくらし』と、『だれも知らないサンタの秘密』を、佐久市立中央図書館に出かけて、借りてきました。
しばらく前、テレビ放映されたこともあり、関心を持っていた絵本です。
甲斐信枝 さく ーあき地の五年間ー と、副題があリます。

表紙カバーの解説を引用します。
 この本を完成するために、著者は五年間にわたって、京都・比叡山のふもとのは畑あとに通い、観察をつづけました。雑草の自然のままのいとなみを見るため、まわりに金網をめぐらし、人や犬が入って荒らさないようにしました。
 こうして、著者は雨の日も風の日も、暑い夏の日も雪のふる日も、畑あとのあき地にしゃがみこんで、草が芽ばえ、花をさかせ、実をむすび、そして枯れていく様子を、じっと見つめつづけたのです。
 このようにして、真の観察絵本とよぶにふさわしい、ドラマと詩と生命にあふれた、この美しい絵本が生まれました。
いままで想像したこともない雑草の世界が、この本のページを繰るあなたの前に、
 くりひろげられることでしょう。
一例として、冬の時期、地下茎や根っこの様子を描いた、観察画を紹介します。

これは、「スイバ(酸模)」の地中の様子です。
地下茎や根っこは、大変なことになってるんですね。
日頃、見たことがなく、改めて感心します。
本文を引用します。
一年一年、ゆっくりと株をふとらせてきたスイバやイヌムギも、どっしりと根をはっている。
春がきたら、この地下茎や根っこにためた栄養をつかって、いっそう大きくそだつのだ。
福音館の科学の本
小学校初級〜大人まで

確かに、大人にも読んで欲しい内容の絵本です。
今朝の読売新聞一面トップ見出しに、日本の読解力8位に低下
15歳国際学力調査 理数系は向上

関連記事は、他のページにもあり、いくつかを拾ってみます。
〜このほかPISAの意識調査では、「科学についての本を読むのが好き」と回答した生徒が参加国・地域中最低の34.9%にとどまった。「科学についての知識を得ることは楽しい」もOECD平均より10ポイント以上低い54.7%で、依然として学習意欲や意識に課題がみられた。
長文不慣れな中高生 「本・新聞読まない」増加
〜近年スマートフォンの急速な普及で、LINEやツイッターなどのSNSを使った短文のコミュニケーションが広がった。
日頃から、自然・科学に興味・関心をもち、読書好きの子どもを育てていかなければならない。
親、家族、大人たちの責任であることを痛感しました。
台所の隅のダンボール箱の中で、アンデス・レッド・ジャガイモ」が芽を出し始めました。
そうだ、冬越しさせて、春に植える種芋にしてみよう。
ビニールハウスの中で、霜よけ保温することにしました。

「インカのめざめ」は、すでにハウス内で冬越し中です。
主に栽培する「キタアカリ」は、春に種芋を購入します。
図書館の帰りに田んぼを回り、「三重式火山・浅間山」と、「鼻顔(はなづら)稲荷」の社殿を撮りました。

朱塗り・緑青色の屋根の神社社殿、朱塗りの「湯川橋」をアップします。

さて、今日、「霜月九日」のお月さまは「上弦の月です。
折角なので、南中時刻に合わせて写真を撮りました。(17:52)
月齢7.6 半月よりやや細めの「上弦」のお月さまでした。

志賀勝:『月と季節の暦』に、南中時刻:17:43(東京、中央標準時)、と、あります。
アメダス、最高気温は、7.4度(15:00)でした。