「ウラジロ(裏白)」が、ホームセンターに…。

カレンダーは、「ベニシタン」の赤い実

今朝の冷え込みは厳しく、寒さの底でしょうか。
6時半、階下・廊下のガスヒーターが4度を表示しました。

日に日に、寒さが募っています。
アメダス、最低気温は氷点下8.0度(6:40)。
外に出ると、昨夜のお月さま「霜月十八日」の月が、空高く残っています。

土曜日の7:32は、落合恵子の絵本の時間…。
そろそろ、お掃除が気にかかる…」、同世代の人との話題は、「すべった、ころんだ…、だから、スニーカーで来ました。
紹介された絵本は、『サンタさんのいたずらっこリスト』。
ネット予約のために、蔵書検索をかけても「見つかりません。」
全部、ひらがなで入力すると、ヒットしました。
気を利かせて「子」と入力したからで、「こ」が正しかったのです。
今日は、近くにできた温浴施設」のオープン日…。

以前から関心がありましたが、今日は気分がのらず、後回しに…。
Fm放送の資料作りに、専念することにしました。
ネット予約しておいた、『10分で読める伝記』と『クリスマスの森』を借りてきました。
放送で話す、ウラジロ(裏白)」を探しに、ホームセンターへ…。
歳末商戦で店内は大賑わい…、出来合いの「注連飾り」、水引や三方付きの「鏡餅」が、正面に高く積まれています。
原材料のままの「ウラジロ(裏白)」は、隅っこに置かれ、もう少しで見過ごしてしまうところでした。
2枚入りで200円ほど、これじゃ数多く売れないと、商売にならないでしょう。
プラスチック製で形だけの「裏白」では、ご利益がありません。
帰宅してすぐ、傷まないように扱いました。

Fm放送で話す、ウラジロ(裏白)」の内容は、次のとおりです。
(2)ウラジロ科常緑のシダ 〜東北地方を北限として、崖や明るい林下などに多く、よく茂ります。茶色の長い葉柄をもち、休止芽を囲んで左右に開きます。葉の裏には蠟がたまり、シダには珍しく白くなります。
 対をなす葉から諸向(もろむき)の名もあり、白さと諸向から、共に白髪になるまでと、縁起がかつがれます。一方、稲穂に見立てた穂長という名称もあり、正月の飾りにされます。
 葉柄は箸や、編んで盆にされます。
『長野県植物誌』で、長野県内の分布を調べました。
〜標本:山口村神坂、天龍村小河内
 分布:南部。日当たりのよい林縁など、コシダと同じような場所。本州(山形県以南)〜琉球
放送で一緒に話す、ユズリハ(楪)」は寒さに弱いので、鉢植えで部屋に取り込んであります。

長野県内には、標本:下伊那郡高森町下市田 480m
       分布:南部。丘陵帯〜低山帯。本州(福島県以西)〜琉球
なお、別種・「エゾユズリハ」は常緑低木。(基準標本:函館付近)
長野県内には、標本:北安曇郡小谷村風吹岳
       分布:北部。低山帯。北海道・本州(日本海側)。日本固有

今夜もよく晴れて、霜月十九日」のお月さまの出を観るには、絶好のチャンスです。
月の出時刻、20:16(長野)、30分後の20:46、ベランダで待ちました。
「十九日の月」は「寝待月・臥待月」、しばらく待つと、山の端から昇りました。(20:49)

昔は、「十九夜講」の風習があり、月待ちしながら女性たちが集まりました。(十九夜塔・石碑)
今でも、佐久市内にはその名残りの集まりがあるようです。
佐久市志 民俗編』を繙いて、「十九夜講」についてみました。
「十九夜講」は、唱える念仏に「寅の三月十九日」という文言があるように、もとは三月十九日であったが、現在は十九日に近い日曜日などが多い。また数は、横根のように年何回か念仏講を催すところは別として、大部分は年一回になっている。十九夜講には、講中のなかから順ぐりに当番を決め、その年の祭りを宰領することになっている。当番に当たった人は、まず講中から所定の米を集め、それを洗米として粉にひいて、<おまるめ(団子)>にし、本尊仏の如意輪観音に供えるとともに、講中に分配するなどの頭役を勤めた。以前は、参集する人びとが煮染めなどの一品料理を持ち寄ることになっていたが、現在では商店から有り合わせの食品を購入し、手軽に間に合わせているところが多いようである。
アメダス、最高気温は7.0度(12:40)、日差しの温もりが感じられました。