「ミラー」が完成、「光の春」…。

朝日を浴びる「リギダ松」(29.2.13)(7:

西日本は、今日も荒れ模様とのこと、記録的な大雪にお見舞い申し上げます。
新聞休刊日なので、寝床でラシオを聞きながら微睡んでいました。
7時の時報を聞いて窓を開けると、ラジオのお便りどおり、西の空にお月さまが残っています。
(昨夜・正月十六日の月)

北の窓を開けると、「白銀・白煙の浅間山が迫り…、山麓は厚い雲で覆われています。

ランドマークの「リギダ松」に朝日が当たり、昨日に完成したミラーが立っています。

アメダス、最低気温は氷点下9.1度(6:40)、風が弱い分、放射冷却のためと思われます。
完成までの様子・記録写真です。




理想的には、道路を挟んだ位置に設置が望ましいとのこと…。
このミラーが、交通安全に大いに役立つことを願っています。
日中は、雲も無く明るい日が注ぎ、まさに、「光の春」を実感しました。
毎年2月の半ば頃になると、気象学者・エッセイストの倉嶋厚さんの著作を思い出します。
昨年は『倉嶋厚の人生気象学』から引用させていただいたので、今年は、『日本の空をみつめて』から引用・紹介します。
 以前にモスクワ気象局に出張したとき、予報官たちに厳寒の中で感じり「光の春」の季節感はどのようなものかと尋ねてみた。すると一人の女性(当時、ソ連では予報官の七、八割は女性だった)が『季節』という本をプレゼントしてくれた。それはモスクワ近郊の季節を美しい文章と詩で記した、いわば「モスクワ歳時記」であった。
 その二月の部に、「二月は光の春だ」という書き出しで、太陽は金色に燃え始め、辺りは淡い紺青の光に満ちるが、積雪は輝きを増すだけで、まだ溶けず、風吹はいっそう頻繁になる。しかし、「誰もがみな、荒涼とした冬から春への太陽の交替に気づいている」と記され、「夜の雪嵐のあとにこそ、明るい朝の光がある」という意味の詩が掲げられていた。冬が暗く長い北国ほど、寒さの中での「光の強まり」に春を感じやすいのであろう。(以下略)
アメダス、最高気温は4.4度(14:30) 、最大風速、北西の風・4.6m(15:00)、しのぎやすい一日でした。
明日は、また厳しい冷え込み、氷点下二桁か…。