「雨ニモマケズ 風ニモマケズ…」

春を待つ、「ジンチョウゲ(沈丁花)」

就寝中に目覚めると風音がして、風は夜通し吹き荒れていました。
外に出ると、雪がチラチラ舞い、地面には薄っすらと雪が…。
3日連続のできごとで、信越国境の方から風に運ばれてきたものでしょう。
アメダス、最低気温は氷点下3.2度(6:30)、昨日の雨はトータル5ミリでした。
強い冬型気圧配置は、午前中まで…」、気象情報に胸をなでおろしました。
日が差し始めても、寒風が吹き荒れているので、鉢花を縁側に出せません。
「金のなる木・クラッスラ」の花が、見頃になっています。

この花に肖れたら、嬉しいなー。
黄色の花からは春の気配…、「ムレスズメ」も咲き始めました。

正面から観ると、マメ科特有の「蝶形」の花、スズメ(雀)よりは、やっぱり蝶だなー。

日差しの中に、ときどき風花が舞いました。
午前中に通院、意外に混んでいたのは見込み違いで、帰宅は1時近くになってしまいました。
雨ニモマケズ」を英訳したロジャー・パルバースの講演が、宮沢賢治記念館通信』に、載っていました。

記載の続き、一部を引用します。
 基調講演では、『雨ニモマケズ』を英訳し、賢治研究の第一人者でアメリカ出身の作家(オーストラリア在住)のパルバースさんが『21世紀の賢治』と題して講演。その中で、「わたし」は「あなた」でもある。あなたはひとりぼっちではない。人間も動物も自然もすべてがつながっている。世界に生まれてきたすべてのものには、意味と価値と役割があることを説明。
 又、「雨ニモマケズ」の詩の中で「ヨクミキキシワカリ」の一文がキーワードで、自分で判断、行動することの大切さを強調していました。(以下略)
 英訳文、先日の続きを記します。
He lives in a little thatched-roof hut
In a field in the shadows of a pine tree grove
If there is a sick child
He goes there to nurse the child
If there's a tired mother in the west
He goes to her and carries her sheaves
If someone is near death in the south
He goes and says, ‘Don't be afraid’
If there are strife and lawsuits in the north
He demands that the people put an end to their pettiness
He weeps at the time of drought
He plods about at a loss during the cold summer
Everybody calls him ‘blockhead’
No one sings his praises
Or takes him to heart

That is the kind of person
I want to be

アメダス、最高気温は1.3度(14:50)
最高風速は、北西の風6.3m(10:50)。
風は弱まりつつありますが、夜になってだいぶ冷え込んできました。