父、生誕110年、今日も「真夏日」。

明治40年生まれは、生誕110年。

明治40年・生誕110年、父親の誕生日です。
明治、大正、昭和、平成と生きた人生は、まさに荒波の連続だったであろう…。
長男の自分にとっても、特別な感慨があります。
アメダス、最低気温は20.7度(5:20)、やはり暑苦しさを感じます。
空には、「鰯雲」が広がり、季節の移ろいを感じます。

庭先には、代表的な「盆花」「クサキョウチクトウ(草夾竹桃)」が咲いて、「お盆」近しを感じます。
遠くで「ミンミンゼミ」が鳴いて、今年初鳴きです。

ラジオ・「誕生日の花」で、「フロックス」の名でも紹介していました。
藪の前草夾竹桃花ざかり (瀧井 孝作)
今朝の読売新聞に、倉嶋厚さん死去 気象キャスター草分け 93歳
(一部引用します)
 気象キャスターの草分けで、エッセイストとしても知られる…。
 長野市生まれ、中央気象台付属気象技術官養成所(現・気象大学校)卒。
気象庁に入り、主任予報官や鹿児島地方気象台長などを歴任した。定年退職後の1984年からNHK「ニュースキャスター9時」の気象キャスターを務め、天気予報を楽しい語り口で解説してお茶の間の人気者になった。日本の気候風土をテーマにしたエッセイにも定評があった。(以下略)
私は、長野市のご出身から親しさを感じ、たくさんの倉嶋さんのエッセイ・著作を所蔵しています。
『花の季節ノート』と『倉嶋厚の人生気象学 思い出の季節アルバム』から、「ハス(蓮)」の花に関するものを哀悼の意を込めて、紹介します。
 蓮の花の音
 少年時代に梅雨明けのころ善光寺大勧進の橋の欄干から美しい蓮の花をよく見た。〜(中略)
 「法の花音して開く蓮の花」「暁に音して匂う蓮かな」などの古句がある。また明治四十四年発行の『東京年中行事』にも上野・不忍池の蓮は「パッパッとやさしい音して開く」と記されている。しかし、1936年(昭和十一 )七月二十四日に不忍池で行われた、花にマイクをつけた実験では、音は聞こえず、その後の何人かの研究でも、同じ結果が得られえている。聞いたとすれば、それは「無音の開花」を「心の耳」で聞いたか、池のコイかカエルの音を「開花の音」と錯覚したものであろう。古句にも「さわさわとはちすをゆする池の鯉」とある。(以下略)
 一蓮托生
 一蓮托生という言葉があります。私は長い間、これは事の善悪、結果の成否に関係なく死を覚悟で同志が結集する時に使う言葉ですから、一連託生と書くと思っていました。が、本来は極楽浄土の同じ蓮華の上に生まれ変わり、死後も変わらない愛を誓う意味から、一連ではなく一蓮と書くと知ったのは、気象庁を退職後のことでした。
 私は七十三歳のときに、長年苦楽を共にした妻に先立たれ、自殺を図るほどの「うつ病」にかかりました。そして今は、「蓮の台(うてな)の半座を分かつ」縁の優しい妻が、「待っているから、ゆっくり来てね」といっているに違いないと思っています。
10時頃から、入道雲・積乱雲がむくむくと上がり、気温もぐんぐん上がります。
この分だと今日こそ、夕立が期待できそうです。
さて、我が家の「ハス田」の様子を観に行きました。

ちょうど「お盆」ころに、咲いてくれるかな…。
大きな葉に寄り添って、まだ小さな「蕾」も見えています。

西空には日の入り間近の太陽が、辺りの雲を染めています。(18:15)

帰宅して、水無月十四日」のお月さまを観ました。(18:44)

アメダス、最高気温は32.5度(12:20)、連日の真夏日です。
結局、夕立は無し…。
近くで夕立があったせいか、夜になって、涼しい風が吹いて気持ちいいです。