真夏色の「浅間山」、「大賀ハス」が開花して…。

舌状花が全開した、向日葵の頭花。(29.

「長寿台風・5号」一過、雲間からの日差しがジリジリと照りつけます。
アメダス、21.9度(5:10)、日中は暑くなる予報です。
毎日、観察している「ヒマワリ(向日葵)」、頭花・舌状花が全開しました。
これからは、中心部・「筒状花」の変化の様子を観ていきます。
今日は、「賢治を読む会・8月例会」で会場の佐久市立中央図書館に往く途中、「ハス田」に立ち寄ってみました。
大賀ハス」の開花第1号を、確かめ、皆さんに報告したいからです。
「やったぞー」、期待通りの大賀ハス」の開花です。

ちょうど「お盆」にかけて、第2号、3号…と開花し、グッドタイミングです。

読書会は、先ず、「暦の話」から…。
今日は、旧暦「水無月十八日」ですが、進行役の挨拶として、「昨夜・十七日の月・残月」を、早朝に観たことが報告されました。
それも、早朝4時、桃畑での観望で、白色に変わり始めたお月さまと、熟した桃との絶妙な色合い…。
「その情景を、俳句か短歌に詠めばよかったね…」、皆さんの要望でした。
小生は、昨夜・就寝前に煌々と照るお月さまは観ましたが、今朝は、雲もあり、見逃してしまいました。
『月と季節の暦』(制作:志賀勝からは、月の瞑想 西行
 高野の奥の院の上にて、月明かりければ、もろともにながめあかして、その頃西住上人、京へ出にけり、その夜の月忘れがたくて、また同じ橋の月の頃、西住上人のもとへ言ひつかはしける。
 こととなし君恋ひわたる橋の上に
 あらそふ物は月の影のみ

返し 西住上人
 思ひやる心は見えて橋の上に
 あらそひけりな月の影のみ 
 (山家集

「黄いろのトマト」に因み、収穫した「ミニトマトを、皆さんに試食してもらいました。

テキスト・「チュウリップの幻術」の輪読しました。
咲き誇る「チュウリップ」の花を、視覚だけでなく聴覚、嗅覚…、五感を総動員しての感性に、参加者一同、圧倒されました。
天沢退二郎さんの解説、〜この「です、ます」調・現在形による地の文の進行が、この童話全体の、変幻する五月の季節感と照応してもことに独特の雰囲気をつくり出していく。それが後半の専ら会話による《チュウリップ酒》の宴ののどかなどこか痙攣的な狂乱とよくつりあっている。

では、本文叙述からひろってみましょう。
「ゆれて踊ってゐるやうですが構ひませんか。」
「なあに心配ありません。どうせチュウリップ酒の中の景色です。いくら跳ねてもいゝぢゃありませんか。」
「そいつは全くさうですね。まあ大目に見て置きませう。」
「大目に見ないといけません。いゝ酒だ。ふう。」
「すももも踊り出しますよ。」
「すももは牆壁仕立てです。ダイアモンドです。枝がなゝめに交叉します。
一中隊はありますよ。義勇中隊です。」
「やっぱりあんなでいゝんですか。」
「構ひませんよ。それよりまああの梨の木どもをご覧なさい、枝が剪られたばかりなので身体が一向釣り合ひません、まるで蛹の踊りです。」
「蛹踊とはそいつはあんまり可哀さうです。すっかり悄気げて化石してしまったやうぢゃありませんか。」
こんな調子で、最後まで続きます。

帰宅途中、フロントガラスに迫る「浅間山」に圧倒されました。
階段を駆け上り、撮りました。(12:11)
「真夏色の浅間山、おまけに噴煙をなびかせています。

夕方の「ハス田」、今朝開花した花は閉じて、早くも明朝の開花に備えています。

アメダス、最高気温は32.2度(13:50)、「真夏日」が続きます。