「寒露」、「ホトトギス(杜鵑草)」が咲いて。

軒先に広がった「オキナワスズメウリ(

二十四節気寒露の朝、拍子抜けするような暖かさです。
昨夜のにわか雨が、しっとりと辺りを濡らしています。
アメダス、最低気温は16.5度(5:50)、昨夜の雨は2ミリ(21:00)、その量にびっくり…。
三浦半島城ヶ島土産のオキナワスズメウリ(沖縄雀瓜)」が軒先に広がりビー玉のような緑色の実を着けています。
寒くならないうちに真っ赤に熟すことを願っていますが…。
秋の日差しが、ホトトギス(杜鵑草)」の花に注いでいます。


近寄って、横から観ました。

この季の花・杜鵑草、歳時記から引用します。
 湿った林の中などにひっそりと自生する。ユリ科多年草です。
小振りの花は百合に似て、花びらの地色は白ですが、内側に紅紫色の斑点がいくつもあるので、全体が紫がかって見えます。
ホトトギスという鳥を思い浮かべますが、この紅紫色の斑点が時鳥(ほととぎす)の腹の模様に似ていて、名前の由来になっています。
 茎には剛毛が生えて、互生する幅広の葉の付け根にしっかりと咲く花は、妖艶な美しさ。
 紅紫色のほかに、白色や黄色もあり、花壇や鉢植えでも親しまれています。
午後は暖かくなり、アメダス最高気温は25.1度(14:20)、「夏日」を記録しました。
夜には雲が広がり、「仲秋十九日」のお月さまは見えません。
先日、志賀勝さんからいただいた、武沢昌子展「月のLOOP」の案内絵葉書です。

案内文を引用します。
 発表し始めた頃からLOOP(輪)を描いてました。通っていた学校にLOOPと呼ばれる道があり、それが絵に現れてました。
 数年前、長野県佐久市望月に月を巡る旅に行きました。十五夜の月待ちをしたり、月の地名を訪ねたり、「月の輪石」や月読の神様の絵を観たりしました。そして月の民話「皎月の輪」に出会いました。
 「月の輪」とLOOP(輪)が重なりまわり始めました。満ちては欠けて生まれ変わる。再生する月、描いてみたいとと思いました。(以下略)
地元佐久の住民としても、「皎月の輪」、月への信仰について、関心を持たねばなりません。
平尾山・吾妻山にある「皎月ゆかりの岩」、その場を訪れたいと思っています。