「小春日和」、「十日夜(とおかんや)」…。

水やりホースの片付け。

今朝は、風もなく穏やかに明けました。
アメダス、最低気温は1.5度(7:17)、プラスの気温になりました。
日中は日差しの温もりが感じられ、ようやく「小春日和」になりそうです。
この用語を、気象予報士が昨日あたりから放送で使っています。
「小春」は、旧暦十月の異称…、今月になって十日目、「小春」らしい穏やかお天気になりました。
「水やりホース」、今日は凍っていないので片付けられます。
「ひろば・賢治ガーデン」の南斜面には、一面に「フユシラズ(冬知らず)」の花が…。

ご存知、名前の由来は、寒い冬を知らずに咲き続ける…の意味です。
キク科キンセンカ(金盞花)種の近縁種、属名・「カレンジュラで呼ばれることもあります。

寒さに負けず、いつまで咲き続けてくれるか、楽しみです。
午後には、畑の片付けと耕耘作業…。
ゴミの焼却、苦土石灰撒きまで、今月中には済ませるつもりです。
さて、旧暦十月十日は、農村にとっては特別な日でした。
そう、「十日夜(とおかんや)」の風習です。
「とおかんや、とおかんや、とおかんやの藁鉄砲、」
「夕飯(ゆうめし)食ったらぶったたけ…」
近年、すっかり廃れてしまいました。
子どもの頃には、月遅れの11月10日に、自分で藁鉄砲を作って楽しみました。
佐久市では、上塚原・諏訪神社境内で、青少年健全育成事業・大人の協力もとに行われています。
大人が作った「藁鉄砲(わらでっぽう)」が、神社前に置かれています。

大人の都合で、11月10日近くの日曜日に行われました。
藁鉄砲を打ち鳴らす子どもたち、我が子の生長をカメラに収める大人たち…。(ユーチューブより)

電子辞書・『日本歴史大事典』を一部引用します。
〜刈り上げ祝いの行事で、中部地方を中心に行われる。関西から西日本一帯に広く見られる、亥子(いのこ)と対応する行事とされる。案山子上げといって田圃(たんぼ)から案山子を持ってきて庭先に立て、餅などを供えて祀ったりする。この日に田の神が山に帰るとか山の神になるなどという所もある。〜ワラデッポウなどといって、藁を巻いてつくった藁棒で、子供たちが大地をたたいてモグラなどを追う呪的な行事を行う所もある。
また、八月十五夜、九月十三夜と十日夜を三月(さんつき)といって、月を祀り豊凶を占う所もある。
今を去る70年、子どもの頃には、「茗荷の茎」を芯にすれば良い音がする…とか、工夫を凝らして作りました。

夜には、隣の部落に戦いを挑むとか、辺りを仲間たちと動き回りました。
十日の月明かりのもと、怖さとともに武者震いしたことが、懐かしく思い出されます。
今夜・「十日夜(とおかんや)」・「上弦」のお月さまが、東の空高く昇りました。(17:21)

アメダス、最高気温は11.3度(13:24)でした。
明日は更に気温が上がり、「小春日和」が期待されます。