移動図書館車・「草笛号」を利用、雨天に読書三昧…。

みずみずしい、「黄いろのトマト」

冷え込み緩んで、お天気下り坂に…。
今日は、旧暦、十二月朔日、つまり、最終月の始まりです。
ガスヒーターの温度表示は4度、寒さは感じません。
アメダス、最低気温は0.6度(0:38)、午後には前の予報が…。
さて、3週間に1度の水曜日、今日が佐久市立図書館の移動図書館車・「草笛号」が近くに巡回する日です。
今年こそ、移動図書館をできるだけ利用しようと決意した、その初日です。
旧、岩村田保育園北側に佐久市内の巡回コース・第1ステーション、図書館に関わりのある者、高齢者としても、率先・利用が当然といえます。

遅い朝食をとりしばらくすると、車のスピーカー・「佐久わが市(まち)」のメロディーが聞こえてきました。
係員2人に、「ご苦労様、今年は利用させていただきます。」と挨拶、車内の本棚を見ると、コンパクトに並んでいます。
ジャンル全体がひと目で分かり新鮮な感じ…。
「他の利用者からも、そう言われます…。」とのことです。
10冊まで借りられますが、本館からも借りるので、次の4冊にしました。

『「赤毛のアン」が教えてくれた大切なこと』脳科学者・茂木健一郎の著作でもあるので、孫娘にも読ませたい本です。
宮沢賢治の詩とことば 雨ニモマケズ、近年、人々に、賢治のことばが重要視されています。
超訳日本の古典1 古事記NHKラジオ・ナイトエッセイで聴いて、読んでみたくなりました。
『信州 生き物 探訪』、先日の講演会「鳥と私」の延長線…です。

本日付読売新聞のコラム・顔に、第158回芥川賞に決まった 若竹 千佐子さん(63)がありました。
 受賞作「おらおらでひとりいぐも」の題のもとになったのは、故郷岩手出身の宮沢賢治の詩「永訣の朝」の中の言葉。「自分は自分、一人生きていく」との想いを込めた。〜(中略)
〜「女の人生は、娘時代、妻の時代と、独り生きる時代があると思い、孤独なおばあちゃん桃子を主人公に、故郷の方言を使ったら、「ふっきれるように書けた」という。(以下略)

改めて、東日本大震災の年に出版された宮沢賢治 祈りのことば』:(石 寒太)、賢治を読む会の文集・『ひきざくら第三集』にも、「永訣の朝」についての記述がありました。
 もうけふおまへはわかれてしまふ
 (Ora Orade Shitori egumo)
  ほんたうにけふおまへはわかれてしまふ


古事記』は、イザナキの命が、黄泉の国から逃れる場面…。
〜黄泉の国と現世の境にある坂まで来たとき、坂のふもとにあった桃の実を三つ取って、坂の上で追っ手を待ちかまえて投げつけました。すると、桃の実のふしぎな力で、追いかけてきた者たちはみな、黄泉の国へと帰っていきました。
 そこで、イザナキの命は桃の実に向かって、
「おまえは、わたしを助けたように、この葦原の中つ国に生きているあらゆる人間たちが苦しい目にあって、思い悩んでいるときに助けてほしい。」と言われて、桃にオオカムヅミの命という名を与えました。(以下略)

アメダス、最高気温は7.9度(12:31)、午後に降り始めた雨は、2ミリ(15〜20)。
夜になって佐久地方に、「雷注意報」と「濃霧注意報」が出ました。