「如月・望月」、「西行忌」…。

『北海道 花暦』、「ミズバショウ(水

30年3月31日、29年度の最終日…、ずいぶん冷え込みました。
春霞がかかり、西空に目を凝らしても、昨夜のお月さまは見えません。
気象情報は、「全国的にお花見日和…」と、報じています。
アメダス、最低気温は氷点下3.2度(6:18)、日中は気温が上がる予報です。
『北海道 花暦』は「ミズバショウ水芭蕉)」、寒冷地や山奥では、この時期を代表する花と言えます。
近くで「ミズバショウ水芭蕉)」を育てている方から、水芭蕉のミニタイプ」について、名前などを問われました。
手持ちの図鑑などから、「ヒメカイウ(姫海芋)」という、種名に辿り着きました。
写真を見ると、確かに水芭蕉を小さくした…」というところです。
電子辞書・ニッポニカから、解説の一部を引用します。
 サトイモ科の多年草。〜基部に白色で長さ4〜6センチメートルの仏炎苞が1個ある。水湿地に生え、中部地方以北の本州、北海道、及び北半球の温帯に広く分布する。名は、全体がカイウ(英名カラー)に似ているが、より小型であることによる。
『長野県植物誌』には、「分布は志賀高原に限られる…、」と記され、自生の様子を観ることは難しそうです。
カタログ販売などで苗が手に入れば、栽培できそうですが…。
今日は、旧暦二月十五日は、「涅槃会」並びに「西行忌」です。
実際に亡くなってのは、十六日だが、「願はくば花の下にて春死なむそのきさらぎの望月の頃」と願っていたので、忌日を十五日、「釈迦・涅槃」と同日としている。
世の中は「桜の満開」で、「花の下、如月の望月の頃」はぴったりです。
信州・佐久、我が家の桜は、花期が早い「ヒガンザクラ(彼岸桜)」でさえ、やっと蕾が膨らんだ頃です。

開花まで4〜5日はかかりそう、ソメイヨシノの開花は、早いと言っても10日以降になりそうです。
今日は、実母の、明治44年・生誕106年です。
生前の母も知っている、「柿」「ライラック」「ウメ」「イチイ」の古木たち…いつまでも偲んで参ります。
母の父、つまり祖父の名は「籐吉」、朝のテレビ小説・「わろてんか」最終日で、同名の登場人物が…。
偶然にも、在りし日の実母と祖父とを思い出しました。
孫娘と一緒に、カタクリ(片栗)」の生長の様子を観察しました。

右、外側の大きな葉、左、内側の小さな葉…。
2枚の葉に大切に護られ、間に挟まれて、花茎(蕾)が出てきています。
葉も蕾も一気に生長して、開花はもうすぐです。
期待の「如月の望月」、月の出時刻は17:51(長野)、山の分約30分を加えて、二階のベランダへ…。
昇ったばかりの「真ん丸お月さま」です。(10:19)

約1時間後、空高く昇ったお月さまを仰ぎ観ました。(19:20)
「望」の時刻は21:37、1時間後は正に「満月」です。

アメダス、最高気温は19.0度(14:11)、
明日は、更に気温が上がる予報、「用水・堰浚い」には好都合です。