雨に洗われて、緑鮮やかに…。

雨に濡れる「キリシマツツジ」。

早朝、激しい雨音に目が覚めました。
アメダス、最低気温は12.1度(4:18)、雨降りでも暖かな朝です。
咲き始めたキリシマツツジ(霧島躑躅)」の花が、雨に濡れています。
こちらは、雨に打たれてうつむいた「キバナノカタクリ(黄花の片栗)」です。

今日は、移動図書館車・「草笛号」の巡回日、雨ですが出かけました。
中央図書館にネット予約した絵本・『空の絵本』を、ご親切に届けてくださいました。
開いてみると、偶然にも空模様・お天気の変化の内容でした。
例えば、グッドタイミングな雨上がりの様子…。

絵本を見た子どもが、雨上がりに実際に「草花のうえの しずくが こぼれて 水晶みたいに きらめいて…」を観て感動してほしいです。
絵本の「帯」の文を引用します。
詩人・長田弘が生みだした美しい言葉の粒。かけがえのない一日一日の鮮やかさ。
絵本作家・荒井良二がかみしめ、味わって、一枚一枚の柄に描ききった珠玉の一冊。
雨は、お昼前には上がりました。
午後、「ひろば・賢治ガーデン」に出かけると、トチやクヌギなどの葉が一気に展開し始めました。
ニュートンのリンゴの木」白い花を咲かせていました。
[f:id:yatsugatake:20180425154318j:image]「アスパラガス」がお湿りをいただいて、すんなりと伸びています。
これで葉を広げたら、まさに「キジカクシ(雉隠)」ですね。

夕刊のコラム・「今日の視角」落合恵子さんの「いわずに おれない」に目を通しました。一部を引用します。 
 緑が美しい。一口に緑というが、それぞれ形も色も微妙に、時には大きく違う。毎年この季節になると、しみじみと思い知らされることだ。
 104歳で亡くなった詩人、まど・みちおさんの作品の一部をお借りするなら…。
 「いわずに おれなくなる/ことばでしか いえないからだ/いわずに おれなくなる/ことばでは いいきれないからだ」(以下略)
若葉が萌えだす頃、緑色の微妙な違い…、朝、同じことに気づきました。
タツタソウ(竜田草)」の深緑色と、ギボウシ(擬宝珠)」の黄緑色です。

アメダス、最高気温は21.1度(14:43)でした。
昨夜遅くからの今回の雨、トータル雨量は22,5ミリ(21〜23〜2〜16)、まとまった量になりました。
これで、草木もぐんぐん生長します。