「賢治を読む会」、「ショウブ(菖蒲)」の話ネド…。

「ショウブ(菖蒲)は、古名:「あやめ

ちょっと冷んやり…、濃霧注意報で浅間山は雲で覆われています。
雲間には青空が覗いて、ときどき強い日差しが…。
アメダス、最低気温は13.8度(4:34)、日中は梅雨の晴れ間に…。
今日は「賢治を読む会・6月例会」で、図書整理・休館中の佐久市立中央図書館に出かけました。
玄関わきには、シンボルツリー・「賢治ゆかりのギンドロ」が迎えてくれました。
日を浴びて風に揺れ、銀葉が光って見えます。

旧暦、卯月三十日、晦(つごもり)です。
卯の花が匂う垣根に…ホトトギス(杜鵑)早も来鳴きて…」
紹介する植物標本・「バイカウツギ(梅花空木)」が、良い香りを漂わせました。
しかし、卯の花・ウツギ(空木)」には、香りがありません。
そこで「匂う」の表現に、疑問を投げかけた方がいました。
「匂う」は、嗅覚ではなく視覚による文学表現なのです。
『月と季節の暦』(制作:志賀勝) 特集 命の月
ウミショウブが知る大潮の干潮 を紹介しました。
〜雄花が小さな白い花を咲かせ、集団となった花が海面を漂う幻想的な光景が生まれる…。〜(以下略)
以前に、テレビで放映され視聴した記憶が蘇りました。
一方、陸の「ショウブ(菖蒲)」について、実物標本などで説明しました。
サトイモ科であり、花は、ミズバショウと同結に肉穂花序であることを話しました。
「花」を観ることは珍しく、昨日、土手草刈りでたった1本を見つけたことを話しました。

古名の「あやめ草」は、葉がたくさん集まって文目(あやめ)をなした様子からの呼び名です。
しかしその後、アヤメ科アヤメ(文目)との混乱が続いています。
端午節供」に、ヨモギとともに厄除けとして軒先に飾られます。
鬼や山姥に追われた男が、ショウブとヨモギの茂みに隠れたら、その強い香りで追ってこられなくなった。昔話が、各地に伝承さrています。
昔に体験した「しょうぶ湯」は、かなりの参加者から報告されました。
家庭行事として伝承していってほしいですね。
テキストは、「土神ときつね」前半を読みました。
夕方、自走式の草刈り機・スパイダーモアを出動、除草を進めました。
青田の彼方に、黒い浅間山が見下ろしています。

アメダス、最高気温は24.2度(13:44)、蒸し暑い日でした。