Fm放送で、絶滅が危惧される「カキツバタ」…。

Fm放送で、「カキツバタ」を話す。

早朝、寝床で激しい雨音に目覚めました。
5時をまわって起き出し、雨雲レーダー画像を見ました。
佐久市辺りは黄色、長野県西部方面は真っ赤…。

アメダス、最低気温は20.1度(7時)、雨は午前中には上がる予報です。
東京へ出かける妻を、佐久平駅まで送りました。
雨は意外なほど早く、上がりました。
雨量は、18.5ミリ(5時〜8時)、そのうち、時間雨量が7ミリ(6時)、7.5ミリ(7時)は大雨でした。
午後、6月のFm放送・「絶滅が危惧される、カキツバタを話しました。
(1)カキツバタは、アヤメ科の中でも、山地の水辺が生育適地であり、近年は聖域環境は極端になくなってきています。
ニホンジカによる食害も影響しているようです。
我が家の田んぼ・景観形成作物水田で栽培の「カキツバタ、3年目です。
佐久市香坂の油井静さんが栽培する苗・株をいただきました。
さらに、株分けや実生によって殖やそうと考えています。


平地の花期はすでに終わり、結実中です。

(2)先日のNHK日曜美術館」で、尾形光琳作の国宝:「燕子花図屏風」が紹介されました。

季節感に満ちた花色と清楚な花姿は、古くから日本人好みといえます。
(3)出典が『伊勢物語』の能:「かきつばた」も話しました。
在原業平東下り三河国(愛知県)八橋で詠んだ、「からころもきつつなれにしつまにしあればはるばるきぬるたびをしぞおもふ」
花札5月の絵柄=菖蒲(あやめ) 実は、カキツバタで、絵柄の八橋と水辺が、その証拠…。
(4)『万葉集』に7首あり
かきつばた 咲く沢に生ふる 菅の根の 絶ゆとや君が 見えぬこのころ
(5)季語「燕子花」(仲夏) 半言葉:幸福が来る
雨粒の雲より落つる燕子花(飴山 實)

今夜は、旧暦五月十五夜・満月(望=13:53)、梅雨空に観望できたら、ラッキーです。
月の出時刻は19;09(長野)、二階のベランダで月待ちをしました。
東の平尾山に目を凝らし、そして南に目をずらすと、出ていました(19:43)

アメダス、最高気温は29.2度(12:48)、蒸し暑い日でした。