「ジュウガツザクラ(十月桜)」が、しとしと雨に開く…。

雨に濡れて光る、「ドウダンツツジ」の

降らずじまいと、諦めていた雨が降っているようです。
早朝に目覚めると、チョロチョロと樋を流れる雨音が…。
外に出ると、辺りはしっとりしています。
アメダス、最低気温は8.3度(0:14)、日中は晴れる予報です。
窓越しに、ジュウガツザクラ(十月桜)」の紅葉、というよりは褐葉(かつよう)が目に入りました。
窓越しに望遠レンズで撮ると、滴る雨粒も面白い…。
「おや、あれは葉っぱらしくないぞ…、花かも知れない…。」

外に出て近づいてみると、やはり花…、今シーズンは異常で、きっと花は咲かずじまいと決めつけていた…。

「11月になってから健気に咲いてくれた、ジュウガツザクラ(十月桜)さん、ありがとう頑張ったね!!」
日が差しはじめ、青空に映えています。

これから、佐久穂町・「海瀬館」へ泊まりで出かけます。
夕方、「三日月さま(月齢2.5)」千曲川越しに観望できることを願って…。

日の入り時刻、16:43(長野)、月の入り時刻、18:45(長野)、その差がほぼ2時間…。
西空が晴れてさえいれば、バッチリです。
お宿の二階から西空を見ると、黒い雲が帯状に棚引き三日月は隠れ、観望が叶いませんでした。
賢治作品「オツベルと象」から、「三日の月」の叙述を一部引用します。
〜夕方象は小屋に居て、十把の藁をたべながら、西の三日の月を見て、
「ああ、稼ぐのは愉快だねえ、さっぱりするねえ。」と云ってゐた。