収穫を祝う「十日夜(とおかんや)」。

「六つ割り干し柿」が仕上がり。

今朝も冷え込みが厳しいようです。
水道蛇口から、凍結防止帯による生暖かい水が出てくるのでわかるのです。
アメダス、最低気温が氷点下0.5度(5:07)、日中は暖かい予報で、「小春日和」になりそう…。
霜が融けて、屋根から流れる音が…。
二階のベランダでは、六つ割りの「干し柿が、仕上がりました。
冬支度の片付け中に、「ルナリア・合田草」の花に気づきました。

脇芽に咲いた花、ドライフラワー状態になった果実も…。

しばらく前、ご近所からいただいた「種子」、この寒いのに発芽しました。
無事な冬越しを願い、霜よけをして保温に努めます。
暖かくなったので、ホームセンターに買い物に…。
「ヒヤシンス」の球根を求め、久しぶりに「水栽培」を試みます。
水中に伸びる根、その生命力を目で確かめたいのです。
夕方、東の空に「十日」のお月さまが昇りました。
今夜は「十日夜(とおかんや)」、以前は、収穫を祝い感謝する行事が行われました。
子どもの頃には、「藁鉄砲」を作って、地面を打ち鳴らしました。
「とおかんや、とおかんや、夕飯食ってぶっ叩け…」

ガキ大将たちと隣の部落へ、喧嘩を売りに…。
しかし、実際には、相手に遭遇したことはありませんでした。
「十日夜」について、『佐久市志・民俗編』より、一部を引用します。
「野沢町や中込町あたりでは、当日案山子を田圃から抜き取ってきて、庭先へ立てる。夕食には新米で餅を搗く。そして搗いたまま、臼の中で餅を丸め、そのまま案山子に供える。中には餅を桶や一斗枡などに入れて供える家もある。箸と称して、大根二本を添えるのが一般である。内山村では枡にお供餅を入れて献ずる。そして餅は案山子への供養であり、大根の箸は年取りの意味だという」
先日の賢治を読む会で、会員の井出さんが、同様の話をしていましたが、近年は餅を搗く程度の略式で行うとのことでした。
今夜も、「十日のお月さま」(月齢9.5)が中空にかかりました。(18:36)

『月と暮らす』(藤井旭)より、「月齢9」クレーターの大きさ」を引用・紹介します。
 月齢九のころの月面で目を引くのは、欠け際のあたりでくっきり見えるコペルニクス・クレーターですが、その大きさは直径が九十七キロメートルもあります。東京都がすっぽり収まってしまうほどです。(以下略)
写真で、そのクレーターが確認できるでしょうか。
アメダス、最高気温は13.5度(14:28)でした。