旧暦・霜月朔日、「大雪」の「賢治ガーデン」は…。

ガイラルディア・「矢車天人菊」。

今日は、旧暦・十一月・「霜月」の朔日(ついたち)です。
そして、二十四節気「大雪(たいせつ)」です。
今朝の暖かさは、「霜」、「大雪」の文字からは、思いもよらない陽気です。
昨朝に潤んで見えた「明けの明星・金星」も、残念、雨雲に覆われてしまいました。
アメダス、最低気温は7.0度(6:17)、日中も気温は上がる予報です。
新月で、お月さまが見えないのは当然ですが、昨日の(月の会・佐久)で、参加した会員からいただいた「月桂樹・ローレル」が、月の世界に誘ってくれます。

『月と暮らす』(藤井旭)の「月の桂」を引用・紹介します。
中国の唐の玄宗皇帝は、月を眺めるのが大のお気に入りで、いつか月の世界へ出かけてみたいと願っていました。「私がその願いをかなえてさしあげましょう…」
 八月十五日の中秋の名月の美しい夜、一人の道士が庭に出て、一本の桂の枝を月に向かって投げ上げました。すると、桂の枝はたちまち銀の架け橋となって月につながり、玄宗皇帝は、その橋の階段を昇って宮殿に行き着くことができました。
 月の宮殿では、美しい女性たちが音楽にあわせて舞い踊り、この世のものとは思えない美しさです。
 玄宗皇帝がただぼんやりと、そんな月の宮殿のようすに見とれていると、やがて月の仙女の嫦娥が現れて、にこやかに玄宗皇帝を迎え、皇帝は嫦娥にすっかり気に入られ、夢のようなひとときを月の宮殿で過ごしたと伝えられます。
 道士が桂の枝を投げたというのも、じつは、月には非常に巨大な桂の木が生えているという伝説によるもので、それは次のように伝えられています。
 月の桂の木は高さ五尺丈、ざっと一五〇〇mはあろうかという大木で、その下には呉剛という仙人くずれの男が座っているといいます。
 呉剛は、もともとは地上の人間だったのですが、戦術を学んでいるうち誤ちを犯し、そのため月中に追いやられ桂の巨木を切る仕事につくことになってしまい、呉剛は永久に斧をふるっていなければならないことになっているのだといわれます。
 罰をうけて、月で木こりとして永久に働かされるというのは、西洋で薪ひろいを永久にさせられているというハンスのお話にも似たところがあります。

月に桂の巨木があり、その木を斧で伐るとは、想像しても面白い話ですね。
ところで、「月桂樹」の名の由来は、「月の桂」と関係あるんでしょうか…。

今日は、「なないろチーム」の「忘年会」、仲間に入れてもらい参加しました。
会場のレストランわきの畑に、「ビワ(枇杷)」の花が咲き始めていました。
季節は、やっぱり冬ですね…。
参加者24人が、今年のボランティア活動で良かったこと嬉しかったこと…を話しました。(野ばらチームの小生は、次の3点を話しました。)
「なないろチーム」の皆さんが「賢治ガーデン」の植栽管理のお手伝いもしてくれたこと。
植栽された、「フジバカマ(藤袴)」に「アサギマダラ(浅葱斑)」蝶が飛来したこと。
「賢治ゆかり・石鳥谷のやまなし」に、初めて実が着いたこと。
「今日、賢治ガーデンに来園し、休んでお茶を飲んでる人がいましたよ…。」、と、嬉しい報告。
「黄色のガイラルディアが気に入り、家でも育てた…。」
この話を聞いて、その花はなんだろう…、ネット検索すると、和名は「天人菊」
写真を観て、「これなら、子どもの頃に母の実家で見た花だ、懐かしいなー…。」
「でも、黄色の花だとしたら違うから、改良園芸種だろう…。
「もし、矢車天人菊の花なら、自分でも育ててみたいなー。」
午後、「賢治ガーデン」に出かけ、様子を見ました。
ミツマタ(三椏)」の蕾が、寒さに耐えて冬越し中です。

「コナラ(小楢)」の幼木が、見事な赤褐色に色づいた葉を見せていました。

夜、NHK長野放送局撮るしんスペシャを、興味深く視聴しました。

アメダス、最高気温は14.2度(12:26)、明日は、寒くなる予報です。